いまや世界中でスーパーカーが造られているという事実をご存知だろうか。ここでは、日本で見かけることの少ない希少なスーパーカーを紹介していこう。全部のクルマを知っていたら、あなたはスーパーカー博士! 今回はデンマークの「ZENVO TSR-S:ゼンヴォ TSR-S」
ライオンをイメージしたという、ゼンヴォ TSR-S
「ZENVO TSR-S:ゼンヴォ TSR-S」
デンマーク初の自動車メーカーが、ゼンヴォ・オートモーティブだ。スウェーデンのスーパーカー・メーカー、ケーニグセグが成功したことを背景に、2004年に誕生した。その歴史はまだ浅いが、スーパーカー・ブランドとしての地位を確立しつつある。
今までにST1、TS1といったスーパーカーよりハイパフォーマンスなハイパーカーを少数生産している。
ここで紹介するのは、2018年のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされた「TSR-S」。その斬新なボディデザインは、百獣の王たるライオンをイメージしたものだという。
ちなみにネーミングの最後に添えられる「S」はストリートを意味するもので、巨大なリアウイングやディフューザーも備えるが、このままの使用で合法的にオンロード走行が可能だ。
全長4815×全幅2038×全高1198mmと、かなりロー&ワイドなプロポーション。ホイールベースは2906mmと長め。ボディパネルはオールCFRPで、乾燥重量は1495kg。
ミッドに搭載されるエンジンは、オリジナルの5.8LのV型8気筒+スーパーチャージャーで、最高出力は1193ps。
駆動方式はオーソドックスなRWDとなるから、実際の走りはかなり刺激的なものになるのは間違いないだろう。0-100km/h加速は2.8秒、最高速は325km/hに達する。