2019年1月17日、第41回大会となる2019年のダカールラリーの最終ステージ(10日目・ペルーのビスコからリマ)が行われ、トヨタ・ハイラックスで参戦したナッサー・アル-アティヤが優勝、トヨタにダカール初制覇の栄光をもたらした。
トヨタ・ハイラックスが序盤からラリーをリード
ダカールラリーは「パリ〜ダカール・ラリー」として1979年に初開催、2009年からは南米開催となっているが、今回の第41回大会は史上初めてペルーでの単独開催となっていた。総走行距離はおよそ5600kmと従来より短縮されたものの、ステージのほとんどが砂漠や砂丘を越えるタフなコースで、“世界一過酷なラリー”であることに変わりはない。
その第41回ダカールラリーにTOYOTA GAZOO Racing South Africaから参戦したナッサー・アル-アティヤは、初日からトップ争いを繰り広げ、3日目にトップに立つとミスのない走りでリードを広げ、2位に46分42秒差をつけて総合優勝を飾った。
アル-アティヤは、2011年、2015年以来の自身通算3度目の総合優勝となる。
総合2位にホアン・ナニ・ロマ(MINI ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)、3位にはセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)が入った。
四輪市販車部門では、トヨタ車体のチーム・ランドクルーザー・トヨタオートボデーはクリスチャン・ラビエルが優勝、三浦昂が2位でフィニッシュ。トヨタがワン・ツーフィニッシュを飾るとともに、市販車部門6連覇を遂げている。
トラック部門では、日野チーム・スガワラの菅原照仁が部門総合9位、10リットル未満クラス10連覇を達成した。菅原義正は無念のリタイアとなった。