国土交通省関東地方整備局と中日本高速道路(株)が事業を進めている中部横断道自動車道の、新清水JCT〜富沢ICと下部温泉早川IC〜六郷ICが、2019年3月10日(日)16時30分に同時開通する。(タイトル写真はイメージです)
これで新東名高速〜中央自動車道間の約7割が開通する
今回開通する区間は、新清水ジャンクション〜富沢インターチェンジの延長約21kmと、下部温泉早川インターチェンジ〜六郷インターチェンジの延長約8kmになる。
これにより、新東名高速〜中央自動車道間(約74km)の約7割(約54km)が開通する。また、山梨県内が初めて新東名・東名と高速ネットワークで繋がったことになる。
さらに、山梨県と静岡県の所要時間が短縮される。
現在、山梨県中心部から国道52号線を利用して静岡県の清水港までは約160分(港への輸送時間と港における待機時間の合計、以下同じ)かかっている。しかも、通行支障箇所等により走行性が悪い。東京港や横浜港までは、約180分もかかっている。
それが中部横断道の整備により、輸送時間は約100分に短縮される。
そして清水港からのインバウンド観光の増加が予測され、静岡・山梨の観光周遊の拡大も期待されている。中部横断道自動車道沿いには、富士山、桜、温泉といった観光地が集中しているからだ。
ちなみに、東名高速・東京ICから新東名高速・新清水JCT経由で富沢ICまでは166.3km。普通車の料金は4310円。六郷IC〜下部温泉早川ICまでは現在のところ無料となっている。