悪化するコンディションに有力ドライバーが次々とデイリタイア
ラリー・スウェーデンのデイ2。午前中は路面の雪が硬く締まり、トヨタのオィット・タナックがベストタイムを連発して総合1位で躍り出るも、午後に入って気温が上昇してコンディションが悪化。ここで浮上してリーダーとなったのがチームメイトのヤリ-マティ・ラトバラだった。
悪条件下でもクリーンな走りを見せたラトバラだったが、そんな彼も、この日の最終SSで痛恨のコースアウトを喫してしまう。
最終SSのラトラバのリタイアによって、結局、デイ2でトップに立ったのはフォードのテーム・スニネン。安定した走りで、ラリー・スウェーデンをリードすることになった。これに2秒差でトヨタのタナック、3番手にヒュンダイのアンドレアス・ミケルセンが続いている。
そのほか、セバスチャン・ローブ(ヒュンダイ)は6番手、デイ1トップのティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)は7番手、第1戦ラリー・モンテカルロを制したセバスチャン・オジエ(シトロエン)はSS6でスタックしてデイリタイアとなっている。
トヨタでは、クリス・ミークは一時5位に浮上したもののエンジンストールもあって8位。プライベートで出場しているマーカス・グロンホルムはSS4でデイリタイアとなった。
なお、ラリー2規定に基づき、この日リタイアとなったラトラバ、オジェ、グロンホルムも、デイ3から再出走することができる。
2月16日、競技3日目デイ3はサービスパークを中心に8本のSSが行われる。SSの合計距離は126.18km。有力ドライバーが次々とデイリタイアに追い込まれているラリー・スウェーデン、優勝争いはこれからだ。
2019WRC第2戦ラリー・スウェーデン デイ2
1位 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) 1h11m05.3s
2位 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +2.0s
3位 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +17.8s
4位 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +28.6s
5位 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +42.0s
6位 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20クーペWRC) +48.8s
7位 ティエリー・ヌーヴル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +52.7s
8位 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +53.1s
9位 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +1m24.4s
10位 オーレ・クリスチャン・ヴェイビー/ヨナス・アンダーソン (フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +2m39.7s