注目を集めるレッドブルとトロロッソ
F1のプレシーズンテストもいよいよ後半に突入、ホンダのパワーユニットを搭載するAston Martin Red Bull RacingとRed Bull Toro Rosso Hondaも順調に周回を重ね、4人のドライバーは新型マシンとパワーユニットの性能と問題点を確認しながら、膨大なデータ収集を行っている。
プレシーズンテスト1回目の4日間では、さっそくパワーユニットの2台供給効果がさっそく表れた。3日目にはトロロッソのダニール・クビアトがトップタイムをマーク、チームメイトのアレクサンダー・アルボンも4日目に2番手タイムを記録。その一方、レッドブルはホンダの新しいパワーユニットを乗りこなすことに専念。トロロッソとレッドブルが連携して、ロング&ショートランのデータを収集した。
テストではフェラーリの好調ぶりが目立っていたようだが、装着タイヤや本気度の違いもあるので、タイムだけではまだまだ各チームのポテンシャルを判断することはできない。
そんな中、Honda F1田辺豊治テクニカルディレクターは「最初のテスト4日間は、Red Bull Toro Rosso Honda、Aston Martin Red Bull Racingともに順調にプログラムを消化することができました。ホンダにとってはF1復帰後初めて2チームにパワーユニットを供給する体制で臨み、オペレーション面でも学びの多いテストになりました。4日間を通してパワーユニットに大きなトラブルはなく、Toro Rossoが482周、Red Bullが475周を走り、Hondaとしては957周を走行しました。この後も順調にテストを行い、万全の体制で開幕戦に臨められればと考えています」とコメントしている。
1回目のバルセロナテストの走行タイムは次のとおり。ちなみに2018年スペインGPのファステストラップは1分18秒441、ポールタイムは1分16秒173だった。