テストから好調が伝えられるスクーデリア フェラーリ ミッションウィノウ
2008年以来、遠ざかっているコンストラクターズチャンピオン奪取を狙うフェラーリは、関係の深いフィリップモリスの「Mission Winnow Project」の開始を受けてチーム名を「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ」に変更した。
ドライバーに、セバスチャン・ヴェッテルのチームメイトとして、シャルル・ルクレールを抜擢した。 体制も一新、チーム代表マッティア・ビノットのもとで、打倒メルセデスAMGを狙う。
昨年は大幅なパワーアップに成功して前半戦をリードしたが、みすみす勝利を逃すレースもあり、コンストラクターズ部門は2位にとどまった。
今年はプレシーズンテストから絶好調。ベストタイムを連発して、メルセデスAMG、レッドブルを牽制する。
Scuderia Ferrari Mission Winnow
本拠地:マラネロ、イタリア
チーム代表:マッティア・ビノット
2019年車両:フェラーリSF90
パワーユニット:フェラーリ
スクーデリア ファラーリ ミッションウイノウ ドライバーラインナップ
セバスチャン・ヴェッテル
1998年にレッドブル育成プログラム入り、2007年アメリカGPにBMWザウバーからスポットでF1デビュー、シーズン途中からトロロッソのシートを獲得する。大きな注目を集めたのは、2008年の第14戦イタリアGP。史上最年少ポールポジション(21歳72日)、最年少優勝、最年少ポールトゥウィン(21歳73日)を記録し、翌年2009年からレッドブルに移籍。2010年から4年連続ワールドチャンピオンに輝いた。フェラーリ移籍は2015年。2018年は開幕2連勝を飾ったものの、シーズン後半で失速。ドライバーズ部門2位に甘んじることとなった。フェラーリのパワーユニットの進化は著しく、チャンピオン獲得の可能性は高い。
シャルル・ルクレール
フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身。2018年にアルファロメオ・ザウバーでF1デビューを果たし、2年目にして早くもスクーデリア・フェラーリに昇格した期待のドライバー。2016年にハースでイギリスGPのフリー走行を走り、2017年のハンガリーテストではフェラーリSF17-Hを操った。ルーキーイヤーとなった2018年は、アルファロメオ・ザウバーから参戦しドラーバーズランキング13位を獲得、第4戦アゼルバイジャンGPで6位に入賞するなど大きな注目を集めていた。フェラーりに21歳の若者が抜擢されるのは異例のこと。期待のほどがうかがえる。