日本一速い男の異名を欲しいままにした星野一義。自身のブランド「IMPUL」から多くのカスタムカーを生み出しているが、その中でも出色のセダンが、ここで紹介する「651S」だ。
星野一義の手にかかると、フーガが男のセダンになる
「日本一速い男」の異名を欲しいままにした男、それが星野一義氏だ。「ヒーロー」と言い換えても異論はないだろう。そんなヒーローが送り出したセダンが、「インパル 651S」。
ベース車はY51フーガの後期型で、フロントバンパー(グリル一体式)、サイドステップ、リアバンパー、リアウイングの4点からなるエアロキットが押し出しの強さを感じさせる。
とくにフロントマスクは、ノーマルのデザインを生かしながらグリル一体のバンパーで独特の迫力感を表現している。リアバンパーは、4本出しマフラーとのマッチングにこだわりスポーティ感を出した。
もちろんヒーローが作ったセダンは、走りも期待に違わない。星野氏がセッティングしたインパル・オーリンズ・スーパーショックによるダンピングはあくまでもフラット。ハンドリングはノーマルより俊敏な味付けとし、ドライバーの意図するどおりに走らせることができる。
「お仕着せでは、なかなか満足の行くセダンがない」とお嘆きの読者諸氏には、こういう“男のセダン”があることを紹介しておこう。(文:ホリデーオート編集部/写真:井上雅行)
IMPUL 651S パーツリスト
●フロントバンパー(グリル一体型)/サイドステップ/リアバンパー/リアウイング:43万円(4点エアロフルキット)
●イルミネーションエンブレム(ブルー/ホワイト):各1万5800円
●スポーツダクト:5万8000円
●エアロサイドバイザー前後左右セット:3万2000円
※エアロパーツの価格は未塗装。すべて税別。)