

上の写真が今回のテスト車両。すでに公開されているレース仕様車のレンダリング(下)とほぼ同じだ。ちなみに2018年に初めてコンセプトモデルが公開されたときには、2.4リッターV6ツインターボにハイブリッドシステムを組み合わせて1000馬力を発生すると発表されたが、今回のレギュレーション確定によって変更される可能性もある。
世界耐久選手権=WECは、2020年秋からトップカテゴリーの「ハイパーカー」クラスを新設。すでにトヨタGAZOO Racingは市販に向けて開発中の「GRスーパースポーツ(仮称)」をベースにしたハイブリッド・プロトタイプで同クラスへの参戦を表明している。今回公開された動画「モリゾウ&友山プレジテント”GR Super sports concept” テストドライブ at 富士スピードウェイ」は、去る6月14日に同クラスの新レギュレーション確定を受けて公開されたものと思われる。

動画にはインカーも。バックミラーはないがリアビューカメラによって後方視界にも不安はなさそう。
「ハイパーカー」は公道走行可能なロードカーをベースにしたレース車両により争われるのが特徴。つまり限りなくレースカーに近い市販車が発売されるわけだ。ちなみに規定によれば、市販されるロードカーは2年間で20台以上が生産されることが義務づけられている。一方、レースカーは最低重量1100kg以上、最高出力は750bhpに制限される。
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テストドライブしたモリゾウ(右)と友山GRプレジデントもご満悦!
「GRスーパースポーツ(仮称)」の発売時期などはまだ明らかにされていないが、一説には軽く1億円を超えるのではないかとのこと。GRプレジデントの友山茂樹氏は「レースチームとしてだけではなく、スポーツカーメーカーとしても、確固たる地位を築く」とその開発の意図を語っている。
モリゾウ&友山プレジテント”GR Super sports concept” テストドライブ at 富士スピードウェイ
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