コードネーム AM-RB 003と呼ばれていたアストンマーティンの最新ミッドエンジン・ハイパーカーの正式名称が「Valhalla(ヴァルハラ)」に決定した。
ヴァルハラとは、北欧神話に登場する戦士の楽園を意味する
究極のハイパフォーマンス・ロードカーを目指して開発されたヴァルキリーに次ぐ、第2のハイパーカー AM-RB 003は、「ヴァルハラ」と命名された。その名はヴァルキリーと同様に古代北欧神話が由来で、戦士の楽園を意味している。
車名にVの頭文字が付くアストンマーティンの伝統は、その系譜を1951年まで遡ることができる。当時生産されていたDB2のハイパフォーマンスモデルに、Vantage(ヴァンテージ)という名称が付けられたのが始まりだ。
ヴァルハラは、ヴァルキリーが先鞭をつけた軽量構造と最先端のエアロダイナミクス技術が導入され、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとエイドリアン・ニューウェイとのコラボレーションによって開発が進められている。
基本的なスタイリングはヴァルキリーと共有しているが、シャシにはアクティブサスやアクティブエアロダイナミクスに加え、モーフィング・エアロサーフェスと呼ばれる、エレメント全体の物理的な角度を変えずにクルマのダウンフォースを変化させることができるシステムを採用している。
パワーユニットは、自社製の高効率・高出力のターボチャージドV6ガソリンエンジンとバッテリー駆動式のハイブリッドシステムを組み合わせている。
ボディはカーボンファイバー製で、コクピットはヴァルキリーより拡大され、利便性と快適性を向上している。
ヴァルハラは500台が限定生産され、2021年後半には最初のクルマがデリバリーされる予定だ。