国内では絶滅危惧種化している4ドアセダンだが、海外に目を向けるとまだまだ健在だ。そこで、日本では販売されていないが、日本メーカーが海外向けに力を入れているセダンを何台か紹介してみたい。今回は日産のヴァーサだ。
日産 ヴァーサ(販売地域:北米など)
ノートの前身であるティーダの派生車として、2004年から2016年にかけて日本でも2世代が販売されていた小型セダンのティーダラティオ。
2006年からは北米でもヴァーサセダンの名で販売されている。現在は車名からセダンが取れて単にヴァーサとなった。
Bセグメントのコンパクトセダンで、以前に紹介したヤリスiAなどと競合する。2019年4月には3代目となる新型が発表された。
従来はハッチバックをベースにしたノッチバックセダンという印象が強かったが、新型はセダンとして専用にデザインされてスタイリッシュになったのが特徴だ。
広い室内空間はキープしながらも、上級モデルのマキシマやアルティマにも似た、ワイド&ローなルックスに一新された。
新開発の1.6L NAエンジンに組み合わされるミッションは、エクストロニックCVTと5速MTが用意されている。ADAS(先進運転支援システム)の日産セーフティシールド360の採用もトピックのひとつだ。