2019年7月26日、ビー・エム・ダブリュー(BMW)は6シリーズ グランツーリスモにクリーンディーゼルエンジンを搭載したグレード「623d グランツーリスモ」を追加した。

高速域での巡航を、さらに快適にしたモデルと言えそうだ

BMWのラグジュアリークーペとしてラインアップされている6シリーズは現在、4ドアの「グランクーペ」と「グランツーリスモ」のふたつのモデルレンジとなっている。そして、このいずれもがルーフからテールエンドまでがひとつのラインで繋がるような流麗なクーペデザインをまとっているのだ。

つい先日までは2ドアの「クーペ」と「カブリオレ」もラインナップしていたが、「8シリーズ」の復活とともに廃止となっている。

今回のニュースはグランツーリスモ、通称「6シリーズGT」にディーゼルエンジン搭載モデルが追加されたというものである。この6シリーズGTは、他の6シリーズとはエクステリアやインテリアなどのデザイン、印象が大きく異なるモデルだ。

というのも、クーペ/カブリオレ/グランクーペは2011年前後の同時期に同じコンセプトで開発されたモデルであるのに対して、GTは2017年の現行5シリーズをベースとしたものだからだ。

グランツーリスモとはそもそも長距離ドライブに適したラグジュアリー性や積載性を持つクルマのことで、この6シリーズGTも同様の特性を持つ。5シリーズセダンと比較すると全高を60mm高く、ホイールベースを約100mm長く、さらにハッチゲートとしたことでラゲッジルーム容量を大きくそして積載性を高めているという特長がある。リアにエアサスペンションを採用することで、ロングドライブでも快適な乗り心地を実現しているという。

画像: 5シリーズに準じた内外装デザインとなっている6シリーズGT。これに2L勅ディーゼルエンジンを搭載した。

5シリーズに準じた内外装デザインとなっている6シリーズGT。これに2L勅ディーゼルエンジンを搭載した。

従来は2L直4ターボと3L直6ターボというガソリンエンジン搭載モデルのみのラインアップであったが、今回ここに最高出力190ps/4000rpm、最高トルク400Nm/1750-2500rpmを発生する2L直4ディーゼルターボエンジン搭載モデルを追加したのだ。

燃費やガソリン代などランニングコストの低減だけでなく、低回転域から大トルクを発生するという特性から高速域での巡航をさらに快適にしたモデルと言えそうだ。

BMW 623d グランツーリスモ 車両価格(税込8%)

ラグジュアリー(右ハンドル):826万円
Mスポーツ(右ハンドル):829万円

BMW 623d グランツーリスモ 主要諸元

●全長×全幅×全高:5105×1900×1540mm
●ホイールベース:3070mm
●重量:1860kg
●エンジン:直4 DOHC ディーゼルターボ
●排気量:1995cc
●最高出力:190ps/4000rpm
●最大トルク:400Nm/1750-2500rpm
●トランスミッション:8速AT
●燃費(WLTC):15.8km/L

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