東日本最大級規模にリニューアルされた蓮田SA(上り)
2019年7月29日に、東北道(東北自動車道)の蓮田SA(上り)がリニューアルオープンした。
「これまでの蓮田SA(上り)は小さくて利便性が悪く、いつも駐車場が混んでいました。それを解決するために、従来よりも駐車マスを約3倍、商業施設の規模を約2倍に大きくしたPasar(パサール)蓮田を新しい場所にオープンします」と、同施設の代表となるネクセリア東日本の猪俣理恵 総館長補佐は説明した。
場所は、これまで蓮田SA(上り)があったところより約2.5km東京側へ。駐車場は大型車127台、小型車352台、トレーラー5台、身障者用7台の合計491台となる。さらに高速道路の外である一般道からの来場者のため、約90台の駐車場まで用意されている。
敷地面積も従来の約3800平米から約13800平米と3.5倍以上に。商業施設のテナント22店のうち半数の11が高速道路初出店というのも特長だ。年間利用者は、従来の210万人の2倍以上となる約470万人を想定しているとか。その規模は大きく、東日本エリアでは最大級だという。
「東北道は、日本でもっとも長い路線です。その上りの最後のSAとして、東北道の沿線の良いものを数多く取り揃えました」と猪俣氏。
その代表格が宮城県仙台にある有名牛タン店「利休」であり、SAの一画にそのレストランが設置されているのだ。また、旬撰倶楽部というショッピングゾーンに東北道沿線の土産物がずらりと並び、東北道の集大成ともいえる品揃え。さらに旬撰市場という生鮮ゾーンが用意されたのも特長だ。ここでは魚や肉、野菜、果物などが販売されており、新鮮な食材の買い物ができるのも嬉しいところ。
フードコートには、地元蓮田にある製麺会社の特製麺を使ったそば・うどん専門店「翁の郷」をはじめ、地元の老舗がプロデュースする「ひのでや食堂」、豚丼専門店「伝説のすた丼屋」、ラーメン店「せたが屋」、韓国料理店「韓美膳(ハンビジェ)」、焼き鳥と鶏料理店「鳥どり」といった6つの店が並んでいる。
また、ベーカリーの「アンデルセン」やテイクアウトできるおでん・和食店の「日本橋 一平」、「たいやき神田達磨(かんだだるま)」、スイーツの「MOMI & TOY'S」、おこわ専門店「おこわ米八」、鶏肉料理店「鳥撰」、点心専門店「PAOPAO(パオパオ)」もあり、まさにより取り見取り。食べモノだけではなく、帆布を使った鞄や小物の専門店「日乃本帆布」やTシャツショップ「グラニフ」というグッズショップも構えている。
東北道上り線にある最後の休憩スポットとして、東日本最大級規模にリニューアルされた蓮田SA(上り)。グルメスポットとして、さらにショッピングスポットとして、東京圏への移動の際に立ち寄るマストな拠点として認められていくことだろう。