世界で争奪戦が巻き起こった記念碑的モデル
チェンテナリオ(Centenario)はイタリア語で「100年」という意味。フェルッチオ・ランボルギーニ氏生誕100年を記念してランボルギーニの技術の粋を結集して開発された自信作だ。2016年3月のジュネーブオートサロンでクーペが、8月には米国ペブルビーチでロードスターが発表された。
生産台数はクーペ20台、ロードスター20台の世界限定40台と発表されたが、その時にはすでにすべての行き先が決まっていた。これまでの感謝の意味も込めて、世界の限られたVIPオーナーのために製作されたモデルだったのだ。
正式名称は「ランボルギーニ チェンテナリオ LP770-4」。基本メカニズムはアヴェンタドールのものを踏襲するが、その名称にあるようにV12気筒エンジンは770psまで高められ、エクステリアデザインはアヴェンタドールとはまったく異なるものになっていた。
価格はクーペで175万ユーロ(当時の為替レートで約2億1600万円)とアナウンスされたが、仕様は1台1台異なっていたので、実際の価格はもう少し上となっているはずだ。特別なランボルギーニを求めるVIPから愛されたチェンテナリオの人気はいまなお高い。
日本には登場時、クーペが1台、ロードスター2台が上陸したと言われている。
![画像: 大胆なデザインのディフューザーが凄みを与えている。イエローのアクセントが効いている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/08/09/85639f73fa0fedb2749b818cf27b6f934018d342_large.jpg#lz:xlarge)
大胆なデザインのディフューザーが凄みを与えている。イエローのアクセントが効いている。
![画像: 2016年3月のジュネーブオートサロンで大きな反響を呼んだチェンテナリオ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/08/09/1f21bb1d47ac2c190a60a93aa68f4a906649cec6_large.jpg#lz:xlarge)
2016年3月のジュネーブオートサロンで大きな反響を呼んだチェンテナリオ。
ランボルギーニ チェンテナリオ LP770-4
Lamborghini Centenario LP770-4(2016)
●全長:4924mm
●全幅:2062mm
●全高:1143mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1520kg
●エンジン:6496cc 60度 V型12気筒 DOHC 48バルブ
●最高出力:770ps/8500rpm
●最大トルク:690Nm/5500rpm
●トランスミッション:7速セミAT
●駆動方式 :4WD
●最高速:350km/h
●0→100km/h加速:2.8秒