デイトナやセブリングでの優勝にちなんで誕生
昨年2018年に伝統のデイトナ24時間耐久レースを制したランボルギーニとGRTグラッサー・レーシング・チームは、今年2019年1月に開催されたデイトナ24時間に新型モデルとなるランボルギーニ・ウラカン GT3 EVOボを投入、11号車ミルコ・ボルトロッティ/ロルフ・イネイチェン/リック・ブルーカーズ/クリスチャン・エンゲルハート組がGTデイトナクラスを制覇し、大会2連覇を達成した。
そして続く3月に開催されたセブリング12時間でも11号車GRTグラッサー・レーシング・チーム(ミルコ・ボルトロッティ/ロルフ・イネイチェン/リック・ブルーカーズ)がGTデイトナクラスで優勝、44号車マグナス・レーシング(アンディ・ラリー/ペンサー・パンペリー/ジョン・ポッター)が2位を獲得した。ランボルギーニはこのレースでも2年連続のクラス優勝を果たしたことになる。
今回発表されたウラカン EVO GTセレブレーションは、このふたつのアメリカの伝統的な耐久レースを制したことを祝して企画された限定車で、ふたつのレースの合計走行時間にちなんで「36台」が生産される。
ベースとなるのはウラカン EVO で、公開されたモデルのボディカラーは優勝したGRTグラッサー・レーシング・チームの11号車をイメージしたグリーンとオレンジの配色となっている。またフロントフードとドアには「ナンバー11」が描かれ、さらにレース仕様の20インチシングルナットホイールが装着されている。
インテリアはアドペルソナルによって自由にアレンジできるが、公開された車両はその一例として、アルカンターラとレザーで仕上げられ、そこに鮮やかなオレンジのステッチが加えられていた。デイトナ24時間とセブリング12時間を制したことを示す記念プレートや36台限定の中の1台であることを示すシリアルプレートはこのモデルの専用装備だ。
さらにオーナーが望むなら、アメリカやイタリアの国旗、デイトナやセブリングのロゴを刺繍で入れることもできるという。またスコアドラ・コルセによるチューニングも追加することができる。
このモデルはアメリカの伝統的な耐久レース優勝にちなんだものであるため、北米市場からのオーダーを想定しており、今のところ日本や欧州での販売は予定されていない。