2019年9月3日、日産自動車は新型ジュークをロンドン、パリ、ミラノ、バルセロナ、ケルンのヨーロッパの5都市で同時に発表した。まずは、ヨーロッパ仕様の概略を紹介しよう。

エンジンは1.0L 3気筒ターボ。プロパイロットも搭載

ジュークは、日産のコンパクトSUVだ。現行型である初代は2010年6月に発売され、今回のモデルは2代目となる。

新型ジュークは、フローティングルーフを採用してクーペライクなスタイルとなり、19インチの大径ホイールがダイナミックなエクステリアを実現している。丸型LEDヘッドランプとVモーショングリル、そしてY字型シグネチャーを組み合わせた新しいフロントデザインを採用している。サイズのアップにもかかわらず、車重は23kgも軽量化され、高張力鋼板の採用などでプラットフォームの剛性は高められている。

画像: クーペSUV風のスタイル。サイズは従来型より拡大されている。

クーペSUV風のスタイル。サイズは従来型より拡大されている。

全長、全幅、全高とも拡大され、インテリアはリアシートのニースペースが58mm、ヘッドルームが11mm拡大された。またラゲッジスペースは約20%拡大して422Lとするなど、使い勝手は高められている。ダッシュボードやドアトリムなどにソフトな触感の素材を採用したり、シートにはアルカンターラやレザーをオプション設定し、高級感を演出している。

搭載されるエンジンは、1.0Lの直噴3気筒ターボ。ヨーロッパ仕様では、6速MTと7速DCTがグレードによって組み合わされる。

画像: ヨーロッパ仕様のインテリア。従来型より質感は高そうだ。

ヨーロッパ仕様のインテリア。従来型より質感は高そうだ。

日産の最新運転支援システムである「プロパイロット」も搭載し、高速道路の同一車線でドライバーを支援する。さらに、歩行者や自転車を認識する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェント スピードアシスト」、車線逸脱防止の「インテリジェントLI」をはじめ、「後退時車両検知警報」や「後側方車両検知警報」など、このクラスとしてはトップレベルの安全技術を採用している。

快適装備では、最新の「日産 コネクト インフォテインメントシステム」も搭載し、スマホと連動してアプリを8インチのタッチスクリーンに表示が可能だ。また、「日産 コネクト サービス」アプリは、スマホを使ってクルマのドアロックを確認したり、施錠/解錠もできる。タイヤの空気圧やエンジンオイル量も確認できる。

画像: 従来型のユニークな顔つきは継承されたようだ。

従来型のユニークな顔つきは継承されたようだ。

ヨーロッパ仕様の新型ジュークは、イギリスのサンダーランド工場で生産し、ヨーロッパ市場では2019年11月末からデリバリーを開始する予定だ。気になる日本仕様に関しては、現在のところ日産グローバル本社からはコメントされていない。

画像: エンジンは1.0L 3気筒ターボ。プロパイロットも搭載

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