ショート/ロングボディ合計150台を限定発売
1948年に発表された「ランドローバー シリーズ I」を祖にもつディフェンダーが、2019年9月に欧州でフルモデルチェンジを発表されたことは記憶に新しい。メルセデス・ベンツ Gクラスやジープ ラングラーなど、ライバルとなる本格オフローダーブランドがキープコンセプトのデザインでモデルチェンジする中、このイギリスブランドが大幅なイメージチェンジを図ってたことで大きな注目を集めていた。
革新的デザインであるが、ルーフ後方のアルパインライトウィンドウや横開きのテールゲート、外付けスペアタイヤなど、歴代モデルの特徴を取り入れたものとなっている。また目に見えない部分であるが、従来のラダーフレーム構造から、「D7x」アーキテクチャーを採用したモノコック構造へと改められた。極限環境向けに開発されたボディ構造は、史上最も頑丈なものに仕上がっているという。
従来モデルと同様3ドアのショートボディ「ディフェンダー90」と、5ドアのロングボディ「ディフェンダー110」をラインアップし、ガソリンとディーゼルあわせて3種類(スペック違いを含めて4種類)のエンジンを用意することも公表されている。さらに、2020年にはプラグインハイブリッド(PHEV)の投入も予定しているという。
と、ここまでは欧州での発表内容。日本では2019年11月1日、先行予約モデル「ディフェンダー ローンチエディション」が発表され、ディフェンダー90(489万円〜)が15台とディフェンダー110(596万7000円〜)が135台の合計150台が発売された。デリバリーは2020年夏からはじまる予定だという。
この限定車は300ps/400Nmを発生する2L 直4ガソリンターボエンジンを搭載し、「90」はコイルサスペンション、「110」はエアサスペンション仕様となっている。シートはファブリックとグレインレザーから選択でき、「110」のレザーシート仕様は3列7人乗りとなる。
このほかにも、インフォテインメントシステム「Pivi Pro」の採用や、エマージェンシーブレーキ/レーンキープアシストなどの運転支援システムも装備するなど、先進機能も組み込まれる。ちなみに成約者には、「レゴテクニック ランドローバー ディフェンダー(LEGO Technic Land Rover Defender)」が用意されるという。2573ピースものブロックで構成されるミニチュアモデルだけに、納車までの時間を楽しむこともできそうだ。