2020年も好調を持続しそうなランボルギーニ
ランボルギーニは、世界的に相変わらず好調な販売を継続している。2011年には世界全体で1602台だった販売台数は、2015年には3000台を超えて3245台に、そして2018年には5000台を超えて5750台となった。さらに2019年は8000台を超えることは確実となっている。8年で世界的な販売台数は約5倍となった。
この好調ぶりは、日本でも変わらない。2013年は118台だった販売台数は、2015年には300台を超えて304台に、そして2018年は500台を超えて559台に、2019年も既に650台を超えている。日本市場でも、販売台数は6年で約5.5倍となった。
ランボルギーの販売が好調を続けている最大の要因は、スーパーSUV「ウルス」の成功にある。また、ランボルギーニ初のハイブリッド車「シアン」、新しい車両制御システムのランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ(LDVI)を採用した「ウラカン EVO クーペ & スパイダー」、ペブルビーチのモントレー・カーウイークで公開された限定モデルの「アヴェンタドール SVJ 63ロードスター」といった魅力的なモデルを続々と送り出していることも奏効しているようだ。
さて、そんなアウトモビリ・ランボルギーニが豪華なフルラインアップとともに1年を締め括るイベントが「ランボルギーニ・ナイト」だ。会場には残念ながらシアンこそ見られなかったものの、前述のウラカン EVO クーペ & スパイダー、アヴェンタドール SVJ 63ロードスター、そしてウルスも展示され、多くのギャラリーの注目を浴びていた。
2020年には「ラウンジ・トウキョウ」という施設が都内に完成する予定だ。これはニューヨークに続く世界で2番目の施設で、日本にいながらサンタアガータのスタジオにいるような体験ができるものだという。具体的なニューモデルの計画などは発表されなかったが、シアンのスパイダーの登場は噂されている。2020年も、ランボルギーニは世界的にも日本市場でも好調が続きそうだ。