ジャパンプレミアはもちろん、ワールドプレミアもある!
カスタムカーの祭典である東京オートサロン(以下、TAS)だが、日本の自動車メーカーはもちろん、輸入車インポーターも出展し、自社のカスタマイズモデルだけでなく市販予定のニューモデルをワールドプレミア(世界初公開)もしくはジャパンプレミア(日本初公開)することも増えている。ここでは、各メーカーとインポーターの出品車種から気になるモデルをピックアップしてみたい。
●トヨタ
なんといっても世界初公開される「GR ヤリス」に注目だ。GR スープラに続くトヨタ GAZOO レーシングが展開するスポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第2弾。実車の公開は会場でとなるが、ノーマルのヤリスから、どれだけモディファイされているのか楽しみだ。
●日産
2019年9月にマイナーチェンジされたスカイラインの400Rをよりレーシーに仕立てたコンセプトカー「400R スプリント コンセプト」をはじめ、イタルデザインと共同開発された「GT-R50 by イタルデザイン」は見逃せないところだ。
●ホンダ
2020年2月に発売予定の新型フィットをカスタマイズした「フィット Modulo X」が早くも登場。現状では外観写真しか公表されていないが、インテリアや足回りなどはかなり手を入れられているはず。2020年1月にマイチェン予定のシビックやS660なども出品される。
●三菱
eKクロスのアウトドアイメージを強調したカスタマイズモデル「eKクロス ワイルドビースト コンセプト」をはじめ、三菱が得意とするRV系のカスタマイズモデルを中心に、市販が待たれる新型軽スーパーハイトワゴンも出品する。
●スバル
東京モーターショー 2019で外観だけ公開された新型レヴォーグ プロトタイプだが、その進化版ともいうべき「新型レヴォーグ プロトタイプ STIスポーツ」を初公開。いま公開されているのはリアエンドのアップ画像だけだが、ノーマルからどのように進化しているのだろうか。
●マツダ
マツダ 3、ロードスター、CX-5をモータースポーツをイメージしてカスタマイズした車両や、CX-30やCX-5のSUVらしいアクティブさと力強さを表現したカスタマイズモデルなどを出品。
●ダイハツ
すでに当サイトでも紹介した新型軽クロスオーバー「TAFT コンセプト」の世界初公開が目玉だろう。2020年央の市販予定だから、購入を検討して真剣に見る人も多いことだろう。タントやロッキーなどをカスタマイズしたコンセプトカーは6台出品される。
●スズキ
スイフトスポーツに同社の大型二輪車「KATANA」のイメージを表現したコンセプトカー「スイフトスポーツ カタナエディション」は2輪好きにもウケそう。新型が発表されたばかりのハスラーもカスタマイズモデルが出品される。
●輸入車
ミッドシップ化されて8代目にフルモデルチェンジした「シボレー コルベット」が日本初公開。日本仕様は右ハンドルが導入される予定だが、まずは米国仕様の左ハンドルでお披露目される。アストンマーティンは初のスーパーラグジュアリーSUV「DBX」を出品。
TAS初出展となるボルボは、S60とXC60をポールスターがチューニングした「ポールスター エンジニアード」を出品する。S60は2019年11月に30台限定で発売され既に完売。XC60は2020年夏ごろに導入予定だ。ルノーは、2019年4月にニュルブルクリンクで量産FF車最速タイムを記録したメガーヌ R.S. トロフィーRを、またロータスはF1をオマージュしたエキシージの限定車(詳細は未発表)を出品する予定。メルセデス・ベンツやマクラーレンも出展するが、ジャパンプレミアなどはない模様だ。