2019年11月に日本仕様が発表されていたMINI史上最速のモデル「ジョン・クーパー・ワークス(以下、JCW)GP」が日本初お目見え。発表会の写真からディテールを紹介しよう。
MINI JCWをベースに2シーター化。日本では限定240台
MINI JCW GPは、2017年のフランクフルト モーターショーで発表されたコンセプトカーを、ほぼそのまま市販化した、スーパーMINIだ。今回のモデルは3世代目となる。前後のフェンダーは大きく張り出し、バンパースポイラーと一体化している。ルーフエンドには正面からも見える巨大なスポイラーも備わる。
パワーユニットはベースモデルであるMINI JCWより最高出力を75psアップさせ、306psと450Nmを発生する2Lの直4ターボエンジンを搭載。0→100km/h加速は5.2秒を実現している。ミッションは8速スポーツATを組み合わせ、トルセンLSDも装着している。
そして先代のMINI JCW GPと同様リアシートを装備せず、リアシートのスペースにはクロスバーが備わっている。ニュルブルクリンク北コースで先代モデルよりも約30秒速い8分以下のタイムを記録し、公道を走行可能な英国ブランド車としては最速モデルのMINI JCW GP、全世界で3000台の限定生産で、日本には240台が導入される。
MINI ジョン・クーパー・ワークス GP 主要諸元(欧州仕様参考値)
●エンジン種類:直4 DOHCターボ
●排気量:1998cc
●最高出力:306ps/5000-6250rpm
●最大トルク:450Nm/1750rpm
●最高速:265km/h
●0→100km/h加速:5.2秒
●駆動方式:横置きFF
●トランスミッション:8速AT
●サスペンション 前/後:ストラット/マルチリンク
●タイヤ:225/35R18
●税込み車両価格:576万円