1989年2月のシカゴオートショーでデビューした初代ロードスター。同年9月に国内販売を開始して以来、世界各国のオープンスポーツカーを愛するユーザーから幅広い支持を受けてきた。そして1998年1月に初のフルモデルチェンジを行ない2代目NBロードスターが登場した。翌1999年1月に、NBロードスターでは初となる特別モデル「ロードスター誕生10周年記念車」が登場した。

RX-7のボディカラー「イノセントブルー」を採用

画像: グリップ部にブルーの部分革巻きを施したナルディ製ステアリングを採用。シフトブーツにも同色の皮革を使うこだわりぶり。

グリップ部にブルーの部分革巻きを施したナルディ製ステアリングを採用。シフトブーツにも同色の皮革を使うこだわりぶり。

1989年9月から発売を開始したロードスターの生誕10周年を記念し、海外向け7000台(北米3150台、欧州3700台、豪州150台)、国内向けに500台と、ワールドワイドで企画されたのが「ロードスター10周年記念モデル」だ。「ザ・ベストロードスター」のキャッチコピーで誕生したこの記念モデルは、ビルシュタイン製ダンパーなどを標準装備するスポーティバージョンの1800RS(BOSEサウンドシステム搭載車)をベースにしている。

味わい深い専用ボディカラーの「イノセントブルー」は、RX-7に設定されていたカラーを流用している。またこの色に合わせて同系色のソフトトップを組み合わせている。さらに光沢のあるバフ仕上げの専用アルミホイールを装着することで、ひと目で10周年記念車とわかるパッケージングになっている。

またインテリアもボディとコーディネートされたブルー&ブラックの2トーンカラーで仕立てられている。レザー&アルカンターラシート、ナルディ革巻きステアリング、シフトノブ&シフトブーツなどがそれで、カタログモデルとはひと味違った雰囲気を演出している。

重量差の少ない厳選されたピストン、コンロッド、フライホイールのみを使用

画像: ピストン、コンロッド、フライホイールなどに厳選したものを搭載することで、吹け上がり・伸び・レスポンスの良さを最大限に追求している。

ピストン、コンロッド、フライホイールなどに厳選したものを搭載することで、吹け上がり・伸び・レスポンスの良さを最大限に追求している。

搭載するBP型エンジンは、厳選したムービングパーツの組み合わせによって作られたスペシャルパワーユニットだ。これはパワーアップを狙ったチューニングではなく、ピストンとコンロッドに重量差の少ない物だけを厳選し、さらにフライホイールも回転バランスに優れた物を使用している。これにより吹け上がり・伸び・レスポンスの良さを最大限に追求したスペシャルユニットになっている。

さらにフロントフェンダーにはシリアルナンバーを記したオーナメントが配されるだけでなく、オーナー認定証、並びにオリジナルリストウォッチなどを含む10周年記念ギフトセットを成約者に贈呈するなど、まさに10周年という節目にふさわしい内容の世界統一仕様の記念車だ。

10周年記念車 車両価格(当時・税別)

248.3万円:6速MT

ベース車両

1800RSのオプション(パワードアロック、BOSEサウンドシステム、FM/AM電子チューナー付CDデッキ)装着車。

10周年記念車装備リスト

新色「イノセントブルーマイカ」
ブルーソフトトップ&カバー
ナルディ社製本革巻青・黒ステアリング&シフトノブ
ブルーシフトブーツ&フロアカーペット
専用バフ仕上げアルミホイール
ブルースエード調素材シート(赤)/青・黒内装
重量厳選専用エンジン

マツダロードスター(NB型)RS 主要諸元

●全長×全幅×全高:3955×1680×1235mm
●ホイールベース:2265mm
●重量:1030kg
●エンジン型式・種類:BP-ZE・直4 DOHC
●排気量:1839cc
●最高出力:145ps/6500rpm
●最大トルク:16.6kgm/5000rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤサイズ:195/50R15

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