スーパーカーの世界が大きな広がりを見せる中、100年以上にわたり高性能GTを世に送り出してきたアストンマーティンが輝きを放っている。今回の特別企画ではMotor Magazineの新刊ムック「ザ・スーパーカー ファイル ドットネクスト」(6月17日発売)から、いま注目の“超俊足&超高級車”を順次紹介しているが、その第2回は「アストンマーティン DB11」だ。

美しいルックスと余裕のある走りを両立した至高のGT

DB11は新世代のアストンマーティンを象徴するモデルとして2016年に登場。デザインはマレック・ライクマン氏が手掛け、現在のアストンマーティンで使われている、アルミニウムボンデッド工法を初めて用いたのはこのDB11だった。

ボディタイプはクーペの「DB11」とソフトトップを備えたオープンモデルの「DB11 ヴォランテ」をラインアップ。エンジンは最高出力510ps、最大トルク675Nmを発生する4L V8ツインターボで、これに8速ATが組み合わされる。さらにトランスアクスル方式を採用することでフロント49:リア51という思想的な前後重量配分を実現した。

デビュー時は5.2L V12ツインターボのみだったが、現在は先述のV8がメインとなり、5.2LV12ツインターボはAMRのみに搭載されている。

AMRは「アストンマーティンレーシング」の略で、DB11 AMRはその名のとおり、レーシングマシンに着想を得てデザインされたスペシャルモデルとなる。空力性能や足まわりは標準仕様のDB11よりも磨きがかけられている。エンジンは最高出力639ps、最大トルク700Nmを発生する5.2L V12ツインターボで、0→100km/h加速は3.7秒、最高速度は334km/hに達する。

画像: 英国車らしい上質さが感じられるインテリア。レザーやウッドが効果的に使われているが、その色、素材、ステッチなどは選択可能。

英国車らしい上質さが感じられるインテリア。レザーやウッドが効果的に使われているが、その色、素材、ステッチなどは選択可能。

アストンマーティン DB11

■2016年8月31日: DB11 V12モデル 発表、2017年6月28日:DB11(V8)追加、2017年10月16日 :DB11ヴォランテ(V8)追加、2019年1月11日:AMR追加
■車両価格:2363万円(クーペ)、2515万8000円(ヴォランテ)、2770万円(AMR)

アストンマーティン DB11クーペ 主要諸元

●全長:4750mm
●全幅:1950mm
●全高:1300mm
●ホイールベース:2805mm
●車両重量:1870kg
●駆動方式:FR
●エンジン:4L V8DOHCツインターボ
●最高出力:510ps/6000rpm
●最大トルク:675Nm/2000-5000rpm
●トランスミッション:8速AT
●0→100km/h加速:4.1秒
●0→200km/h加速:−
●最高速:300km/h
●WLTC燃費:ーkm/L

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