6月27,28日に富士スピードウェイで開催されたスーパーGT選手権の公式テストで、RAYBRIG NSX-GTの牧野任祐がトップタイムを記録した。

ニューマシンの勢力図が見えるか

2020年のスーパーGT選手権、GT500クラスは全車が新規定のニューマシンが導入される。LEXUSからTOYOTAへとブランドを戻し導入されるGR Supra、これまでのミッドシップからFRレイアウトへと刷新されたHONDA NSX-GT、そしてNISSAN GT-Rはエンジンに大きく手を加えてのニューモデルと、各車が実質的シェイクダウンとなった3月の岡山以来、2度目となる公式テスト走行を行った。

2020年はスケジュールが変更され、7月18,19日のフジスピードウェイを皮切りに年内8戦が開催される。開催サーキットは富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの3か所で、また第4戦までは無観客の開催が決定している。
その中でも8戦中4戦が予定される富士スピードウェイはシリーズに占める重要度が高く、このテストの成果がシーズンの行方を左右することが予想された。

テスト1日目はドライコンディションの元、まずはGR Supra勢が順調にタイムを上げていく。午前のセッションでトップに立ったのは14号車WAKO’S 4CR GR Supraの大嶋和也、2番手に石浦宏明の38号車ZENT GR Supraと続く。3番手には23号車MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリ、HONDA最上位は8号車ARTA NSX-GTの福住仁嶺が6番手。

午後セッションでは空力パーツを変更したNSX勢が調子を上げ、100号車RAYBRIG NSX-GTが牧野のドライブでトップタイム。17号車KEIHIN NSX-GTの塚越広大も3番手と、FR化したNSXが高い戦闘力を持っていることを示した。2番手に割って入ったのは今年GT500に昇格した昨年のF3チャンピオン、サッシャ・フェネストラズが駆る36号車au TOM'S Supra。一方GT-R勢は、午前に1台、午後のセッションでは2台が駆動系のトラブルで満足なタイムアタックができないなど、信頼性の面で不安を覗かせた。

翌28日は、未明から降り続く大雨により午前はフルウェットでタイム更新はならず。レインタイヤ装着となってもRAYBIG NSX-GTはトップタイムをマークした。雨が止んだ午後はマシントラブルなどセッション中断の後ドライコンディションへ変化。この日のトップタイム1分28秒059を8号車ARTA NSX-GTの野尻智紀がマークするなど、前日のタイムを更新するマシンもあった。しかし初日のトップタイムを塗り替えるには至らず、2日間の公式テストは終了した。
(写真提供 GTA)

画像: あいにくのウェットコンディションでのスタートとなったテスト2日目

あいにくのウェットコンディションでのスタートとなったテスト2日目

スーパーGT GT500クラス総合結果

100号車 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)1分27秒870
36号車 au TOM'S GR Supra(関口祐飛/サッシャ・フェネストラズ)1分27秒904
17号車 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/金丸ユウ)1分27秒973
39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(中山雄一/山下健太)1分27秒981
8号車 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)1分28秒059
37号車 KeePer TOM'S GR Supra(平川亮/ニック・キャシディ)1分28秒174
14号車 WAKO'S 4CR GR Supra(大嶋和也/坪井翔)1分28秒359
16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)1分28秒405
38号車 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)1分28秒522
24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーテンボロー)1分28秒556
19号車 WedsSport ADVA GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)1分28秒677
64号車 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)1分28秒757
23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)1分28秒833
3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)1分28秒934
12号車 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴)1分29秒025

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