「東北道における旅の始まり」をイメージした商品類を用意
東京から東北自動車道(以下:東北道)を下り、1時間もかからずに到着するのが羽生PA(下り)。ただし、羽生PA(下り)は、他のPAとはちょっと違っており、さまざまなテナントが並ぶ商業施設として、「Pasar(パサール)羽生」(下り)と呼ばれる特別な存在なのです。「洗練された粋な和風モダン」をコンセプトに施設は作られており、普通のPAとは一線を画すスマートなルックスです。また、「東北道における旅の始まり」をイメージされたグルメや商品類が用意されているのも特徴です。
そんな「Pasar(パサール)羽生」(下り)から、「うまいもん!」として人気のテイクアウトメニュー&おみやげを紹介します。
まずは施設入口の横の離れのようにある「ずんだ茶寮 Cafe」からスイーツを! 「ずんだ」というのは枝豆などをすりつぶしてペースト状にしたもので、東北エリアの郷土料理。豆本来の美しいグリーンが特徴となります。そして、この「ずんだ茶寮 Cafe」を運営するのは、仙台の有名銘菓である「萩の月」でおなじみの菓匠三全。
「ずんだ」といえば、郷土料理ということで素朴な味わいをイメージする人もいるかと思いますが(筆者もその口でした)が、菓匠三全の「ずんだ」は、そんな貧相な思い込みを軽々と超越します。甘みとバニラのコク、そして「ずんだ」本来の風味が、高レベルで調和する、驚くほどの美味しさ。最近では、「ずんだシェイク」(330円)は、TV番組でも絶賛されており、もちろん「ずんだ茶寮 Cafe」でも大人気になっているとか。
でも、ぜひとも試してほしいのが、「ずんだ」の王道でもある「ずんだ餅」です。特におすすめは、一人用のカップとしてクルマの中でも食べやすい「ずんだ餅ぷち」(370円)。大きめの粒が残されており、「ずんだ」の濃い味わいと小さなお餅の美味しさが調和します。
続いてのテイクアウトの「うまいもん」はベーカリーの「ドンク・ミニワン」の焼きたてのパン。こちらは、粉から生地を作ってパンを焼くスクラッチベーカリーが売りのお店。毎朝6時から、その日に提供するパンを作っています。こちらで大人気の定番パンとなっているのが「黒カレー」(1個280円)。揚げパンではなく、イカ墨を練り込んだモチモチのパンの中に牛筋カレーとソーセージが入っています。
パンの部分はさっぱりしていますが、ピリ辛でコクのあるカレーとソーセージのおかげで腹持ちも十分。また、新作として人気急上昇中なのが「羽生のふわとろチーズパン」(タイトル画像:1個280円)。こちらはネーミングそのままの食感が最高の逸品。できあがるまで時間がかかるため、朝イチではなく、お昼前にできあがるとか。ブランチ、もしくはランチにおすすめのパン2品です。
テイクアウトのおみやげとして大ヒット中なのが「バターバトラー バターフィナンシェ」(4個入り:864円)。これは青山のシュクレイというメーカーのお菓子で、TV番組でもたびたび取り上げられている有名なもの。名称にあるように、バターを主役にしたしっとりとした焼き菓子で、甘さ控えめながらも、バターのコクが存分に楽しめます。独特の美味しさはクセになるもので、東京土産に人気というのも納得するばかり。
今回のラインアップは、ドライブの休憩のスイーツ、ちょっとした腹ごしらえのパン、そしておみやげの有名お菓子となりました。どれも幅広い層に受けること間違いなしの「うまいもん」だと思いますよ!(文と写真:鈴木ケンイチ)
■「Pasar(パサール)羽生」(下り)
●営業時間
「ずんだ茶寮 Cafe」8:00~20:00
「ドンク・ミニワン」7:00~21:00
「旬撰倶楽部」6:00~21:00
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。