2020年8月5日、BMW(ビー・エム・ダブリュー)は3シリーズセダンに318iを追加して発売した。車両価格は489万円〜559万円となる。

高速道路でのハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載

プレミアムスポーツセダン、BMW 3シリーズの従来モデル(F30型)にはエントリーグレードとして318iが設定されていた。この発売当時はダウンサイジングターボの潮流もあり、1.5L直3ターボ(136ps/220Nm)を搭載。一般的に3気筒エンジンの振動やノイズは4気筒と比較して大きくなりがちであるが、このエンジンは驚くほどの静粛性の高さで知られていた。

3シリーズは2019年1月にフルモデルチェンジして日本で発売。現行モデル(G20型)には、パワーの異なる2L直4ターボや2L直4ディーゼルターボ、3L直6ターボといった幅広いエンジンラインアップを揃えている。しかし、そのグレード展開の中に318iは設定されていなかった。

そして2020年8月5日、3シリーズセダンに318i(489万円)と318i Mスポーツ(559万円)が追加・発売された。

画像: BMW 3シリーズセダンに318iが追加された。写真のグレードは318i Mスポーツ。

BMW 3シリーズセダンに318iが追加された。写真のグレードは318i Mスポーツ。

この追加グレードは、従来と違って2L 4気筒ターボエンジンを搭載する。最高出力156ps/4500rpm、最大トルク250Nm/1350〜4000rpmを発生するというから、パワーは20ps/30Nm向上したことになる。加えて気筒数が増えたことによるスムースな回転フィールも味わうことができそうである。燃費はWLTCモードで13.4km/L、JC08モードで16.2km/Lとなる。

エントリーグレードという位置付けであるが、安全運転支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」を搭載し、サポカー補助金対象モデルにもなっている。このシステムは、3眼カメラやレーダーによってとらえた精度の高い情報を高性能プロセッサーによって解析、高速道路上での渋滞時に60km/hまでであれば、ハンドルから手を離して走行可能な「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を備えている(運転者が前方を注視していることが前提)。

このほかにも、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)など、運転による疲労の軽減、安全性を高める機能も多く含まれている。

ちなみに今回の追加と合わせて、320i SEは廃止となっている。

BMW 3シリーズ ラインアップと車両価格

318i:489万円
318i Mスポーツ:559万円
320i:538万円
320i Mスポーツ:599万円
320d xDrive Edition Joy+:573万円
320d xDrive Mスポーツ Edition Joy+:625万円
320d xDrive:597万円
320d xDrive Mスポーツ:649万円
330i Mスポーツ:647万円
330e Mスポーツ Edition Joy+:617万円
330e Mスポーツ:672万円
M340i xDrive:987万円
※すべて右ハンドル仕様。

BMW 318i 主要諸元

●全長×全幅×全高:4715×1825×1440mm
●ホイールベース:2850mm
●車重:1540kg
●エンジン形式:直4 DOHCターボ
●排気量:1998cc
●最高出力:156ps/4500rpm
●最大トルク:250Nm/1350-4000rpm
●トランスミッション:8速AT
●タイヤ:205/60R16

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