まるでフルモデルチェンジのような手の込んだモディファイ
2015年にラグジュアリーセグメントとして初のSUVとして登場したベントレーベンテイガは、全世界で2万台以上、日本でもおよそ700台が販売される、このクラスとして大成功を収めたモデル。今回はそのポジションをさらに盤石なものとするべく大幅な改良を受けて登場した。
その変更はフェイスリフトと呼ぶには大規模なもので、コンチネンタルGTと同じようにフロントグリルの周囲をカバーしていたボディパネルがなくなり、それにあわせてフロントフェンダーやバンパーなども変更され、表情が一変。リアまわりもテールゲートをクラムシェルデザインとして、リアコンビランプやリアフェンダーの形状にまで手が加えられている。
インテリアもメーターパネルをフルデジタルディスプレイ式とし、センターディスプレイを10.9インチへと大型化、さらにエアアウトレットのデザインやウッドパネルも見直すなど、伝統的な技法とモダンさが強調された新デザインとなっている。また、後席のシートフレームを新設計してニールームも拡大されている。
車両価格はベンテイガV8が2142万8000円。今回はまずV8モデルが発表されたが、追って6L W12モデルも登場する。
また、マリナードライビングスペックや人気のブラックラインスペックをはじめとするパッケージオプションや豊富なカラー、多彩なシートレイアウトなど、ベントレーをよりパーソナルなクルマに仕上げるためのオプションも多数用意される。
ベントレー ベンテイガ V8 主要諸元
●全長×全幅×全高:51250×1998×1742mm
●ホイールベース:2995mm
●車両重量:2416kg
●エンジン:V8DOHCツインターボ
●排気量:3996cc
●最高出力:550ps/6000rpm
●最大トルク:770Nm/1960-4500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●最高速:290km/h
●0-100km/h加速:4.5秒
●車両価格:2142万8000円
※スペックは欧州仕様