リチウムイオンバッテリーを採用して燃費性能を向上
2018年に日本に導入されたレクサスESは、堂々たるボディサイズのスタイリッシュなFFミディアムサルーン。登場時、量産車として世界で初めてデジタルアウターミラーを採用したことでも大きな話題となった。
今回の一部改良では、そのデジタルアウターミラーをFスポーツに追加設定するとともに、走行時にモニターから見える他車、壁、障害物との距離感を測りやすくする距離目安線の表示機能を追加した。車速に応じて車両後端から最小5mから最大30mの距離を示す線を表示するなどの改良も行われている。
また、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)やブラインドスポットモニターを全車に標準装備し、予防安全装備を充実させた。
機能面ではハイブリッドバッテリーをニッケル水素電池からリチウムイオン電池に変更して、燃費性能を向上。加えて、マルチメディアシステムとスマートフォンの連携機能強化、置くだけで充電可能なスマートフォントレイ、センターコンソールの拡大など利便性の向上も図られている。
車両価格は、ES300hが599万円、Fスポーツが648万9000円、ES300h バージョンLが713万円。レクサスESは2.5L 直4エンジンを搭載したハイブリッドシステムを採用、駆動方式はFFとなる。
レクサス ES300h バージョンL 主要諸元
●全長×全幅×全高:4975×1865×1445mm
●ホイールベース:2870mm
●車両重量:1720kg
●パワーユニット:直4DOHC+モーター
●排気量:2487cc
●最高出力:178ps/5700rpm
●最大トルク:221Nm/3600-5200rpm
●モーター最高出力:120ps
●モーター最大トルク:202Nm
●トランスミッション:電気式無段変速
●駆動方式:FF
●車両価格:713万円