※タイトル写真:手前がメルセデスAMG G63、奥がG550。
メルセデスAMG G63のインテリアをフルレザー仕様にもできる
1979年に誕生したメルセデス・ベンツの本格SUV「Gクラス」は、40年近く経過した2018年6月に「事実上のフルモデルチェンジ」と言われるほどの大幅改良を施された。内外装の刷新はもちろんだが、ボディサイズは拡大し、パワートレーンやボディ骨格にまで手を加えられて、走行安定性や安全性などあらゆる面での最新化が図られている。
このGクラスに2020年7月末、特別仕様車「マヌファクトゥーアエディション」が追加されたことは記憶に新しい。G350dとメルセデスAMG G63をベースとして、内外装の個性を強める特別装備を採用したモデルである。
マヌファクトゥーア(manufaktur)とは「製造・製作」を意味するドイツ語で、この単語を用いた完全受注生産オプション、G マヌファクトゥーアプログラムを2020年8月6日、Gクラスに導入した。対象となるグレードはふたつで、G550には「G マヌファクトゥーアプログラム」、G63には「G マヌファクトゥーアプログラム・プラス」と、それぞれ異なる内容が用意される。
G550には全18パターンの色の組み合わせられるナッパレザー素材のシートや、シートベルトの色(レッド/ベージュ)を選択できるほか、シートとカラダが接する面の蒸れを防ぐシートベンチレーターやリラクゼーション機能など快適装備を前席に装着できる。
G63にはダイヤモンドステッチを施したナッパレザー素材のシートを全23パターンの組み合わせから選べるようになる。さらに、ダッシュボードやフロントセンターコンソールなどにもナッパレザーを採用してインテリアをフルレザー仕様とすることで、高級感を高められるという。もちろん、G550と同様にシートベンチレーターやリラクゼーション機能も含まれる。
これだけでなくツートンカラーのハンドルやボディ同色スペアタイヤリング、21インチアルミホイールなどの追加オプションも用意する。メルセデス・ベンツ日本はこの完全受注生産オプションを「個別化、伝統的なクラフトマンシップ、そして最高品質を兼ね備えたサービス」として提供していくという。