座間市などからの圏央道へのアクセス性を向上
圏央道は「首都圏中央連絡自動車道」が正式名称だ。都心から約40〜60kmを環状に連絡する、全長約300kmの高規格幹線道路で、東名高速、中央道、関越道、東北道、常磐道、東関東自動車道などの高速道路や都心郊外の主要都市を連絡し、また東京湾アクアラインなどとも一体となって首都圏の広域的な幹線道路網を形成している。
現在、大半の部分は開通している(一部は2車線)が、千葉県の木更津JCT(ジャンクション)から神奈川県の釜利谷JCTまで、全線の開通は2025年度と見込まれている。
![画像: 厚木PAスマートICの位置図。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/09/23/8e90eb5dd45e9af49ea85a2f0b5d7e1fff62109d_xlarge.jpg)
厚木PAスマートICの位置図。
さて、今回の「厚木PAスマートIC」は、神奈川県厚木市とNEXCO中日本 東京支社が共同で事業を進めてきた、圏央道・厚木PAに接続するスマートIC(ETC専用のIC)だ。位置的には圏央道の県央厚木ICと相模原愛川ICとの間、圏央道の県央厚木ICから約1.1km、相模原愛川ICから約4.1kmの場所になる。
出入口方向は全方向で利用可能。つまり、圏央道の内回り・外回りともに出入りが可能だ。利用は24時間可能。対象車種は、ETC車載器を搭載した全車種だが、車長は16.5m以下と定められている。
![画像: 厚木PAスマートIC周辺の詳細図。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/09/23/38a95dbbd9662db335a64c39fad1f7647d475281_xlarge.jpg)
厚木PAスマートIC周辺の詳細図。
この厚木PAスマートICの開通により、座間市や上依知・猿ヶ島地区などの広域アクセス性が向上し、スマートIC周辺などの企業誘致や座間市の開発計画の促進が期待されている。
![画像: 厚木PAスマートICの完成イメージ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/09/23/2e46761f062a5f0819589b1347c47b228a5a5097_xlarge.jpg)
厚木PAスマートICの完成イメージ。
普通車を利用した場合の主要ICからの料金は、以下のとおり。
東名高速・横浜町田ICからは、880円
東名高速・厚木ICからは、450円
圏央道・あきる野ICからは、1160円
圏央道・寒川南ICからは、660円
中央道・八王子ICからは、1120円
中央道・上野原ICからは、1230円
また、深夜割引、平日朝夕割引、休日割引などのETC割引も適用される。詳しくは、NEXCO中日本のホームページを参照されたい。