特別仕様車の「ロードトリップ」も設定
2015年に日本で発売されたプジョーのハッチバック308と、これをベースにホイールベースを約10cm、全長を約30cmストレッチさせたステーションワゴン308SWは、2018年/2019年に1.2L直3ターボや1.5L直4ディーゼルエンジンを新世代のものに、トランスミッションを8速AT(従来は6速AT)に刷新するなどパワートレーンを含めた改良を受けている。
そして2020年10月14日、さらに一部改良をするとともに特別仕様車「ロードトリップ」を新たに設定、発売した。
この改良で運転席まわり変更が行われ、小径ハンドルの採用とその上からメーターパネルを見る独自のi-コックピットをアップデート。これまでのアナログ式メーターパネルから、デジタルヘッドアップインストルメントパネルに変更された。視認性を高めるだけでなく、アクティブクルーズコントロール作動時やドライブモードの表示など情報量が増えているという。
また全モデルでテップレザー&ファブリックシートを採用し、GT BlueHDiのハンドルやダッシュボード、ドアトリム、シートなどにスポーティなレッドステッチが施される。
この改良と同時にグレード展開の整理も行われ、従来の1.6L直4ターボや2L直4ディーゼルターボを搭載したラインアップは廃止、1.2L直3ガソリンターボ(130ps/230Nm)と1.5L直4ディーゼルターボ(130ps/300Nm)の2ラインに統合される。発生するパワーに変化がないため引き続きの採用かと思われたが、ガソリンエンジンは欧州排ガス規制EURO6.3に対応した新バージョンだという。主に環境性能を高められて、WLTCモードで15.9km/L(従来15.6km/L)に向上している。
特別仕様車として新たに設定されたロードトリップは、サンセットオレンジのアクセントカラーを施された内装を特徴とする。アリュールをベースとしてアルカンターラとテップレザーを組み合わせた専用シートを、また安全運転支援システムとして「アクティブブラインドスポットモニターシステム」や「パークアシスト」を特別装備するなど、機能面も充実させている。
ロードトリップの特別装備は以下のとおり。
・専用アルカンタラ&テップレザーシート(専用エンブレム付き)
・ドアトリム、ステアリング、フロアマットなどに専用ステッチ
・ロードトリップエンブレム(フロントフェンダー)
・アクティブブラインドスポットモニターシステム
・パークアシスト
・アロイペダル&フロントステップガード
・オリジナルフロアマット(専用エンブレム付き)
・パノラミックガラスルーフ(SWにオプション)
プジョー 308 ラインアップ
アリュール(1.2L 直3ガソリンターボ/8速AT):296万7000円
アリュール BlueHDi(1.5L 直4ディーゼルターボ/8速AT):318万円
GT BlueHDi(1.5L 直4ディーゼルターボ/8速AT):344万7000円
特別仕様車ロードトリップ(1.2L 直3ガソリンターボ/8速AT):308万2000円
特別仕様車ロードトリップ BlueHDi(1.5L 直4ディーゼルターボ/8速AT):329万5000円
プジョー 308SW ラインアップ
SW アリュール(1.2L 直3ガソリンターボ/8速AT):322万円
SW アリュール BlueHDi(1.5L 直4ディーゼルターボ/8速AT):343万3000円
SW GT BlueHDi(1.5L 直4ディーゼルターボ/8速AT):370万円
特別仕様車 SW ロードトリップ(1.2L 直3ガソリンターボ/8速AT):333万5000円
特別仕様車 SW ロードトリップ BlueHDi(1.5L 直4ディーゼルターボ/8速AT):354万8000円