2020年10月23日、BMW AGはM4をベースにした台数限定車「BMW M4 コンペティション×KITH」を発表した。

コラボエンブレムを装着したM4コンペティション

日本でまだ発表されていないが、4シリーズをベースにBMW M社によるチューニングが施されたハイパフォーマンスモデルM4は、欧州ですでに発売されている。新型4シリーズに準じた縦に長い大きなキドニーグリルを採用し、上下に薄いLEDテールランプ、リアフェンダーからトランクリッドへとつながるダイナミックなボディラインなど、従来モデルやセダンの3シリーズとは明確に異なるデザインを持つ。

ここに収められるエンジンはM4で480hp/550Nm、M4コンペティションで510hp/650Nmを発生する3L 直6ツインターボで、トランスミッションは6速MTと8速ATを選択できる。従来オートマティックは7速DCTを採用してきたが、現在のM5やM8などのMモデルと同様Mステップトロニックと呼ばれるトルコン付きのトランスミッションに変更されている。しかも、オプションとして4WDも用意されているというから、走行性能の向上ぶりが期待できるモデルである。

そして今回、このM4 コンペティションをベースとした台数限定車「M4 コンペティション×KITH」が早くも発表された。導入予定の市場は欧州だけでなく日本での販売も予告し、車両価格は1680万円に設定されるという。全世界で150台が限定で生産、公式HPでの予約もすでに始まっている。

画像: よりハイパフォーマンスなM4コンペティションをベースにしたKithとのコラボレーションモデルが発表された。すでに公HPでの予約を受け付けている。

よりハイパフォーマンスなM4コンペティションをベースにしたKithとのコラボレーションモデルが発表された。すでに公HPでの予約を受け付けている。

ウエアや靴、香水やアクセサリーなどを展開するニューヨーク発祥のライフスタイルブランド「Kith(キス)」とのコラボレーションにより誕生した限定車で、エクステリアとインテリアにデザインディテールを施されている。

驚いたのはノーズに配置されたエンブレムで、BWMのそれに見えるが実はコラボによって生まれたもの。BMWの円形エンブレムの周囲にBMW Mカラー(ライトブルー/ダークブルー/レッド)リングがあしらわれ、その上にKithとのコラボであることが記されているのだ。また、通常M4のエンブレムを配置される場所にも「KITH」のコラボエンブレムが装着されている。

画像: エンブレムは専用にデザイン、用意されたもの。Mカラーの部分にKITHとのコラボレーションであることが記されている。

エンブレムは専用にデザイン、用意されたもの。Mカラーの部分にKITHとのコラボレーションであることが記されている。

このほかにも、カーボンルーフや3色のMカーボンバケットシートのヘッドレスト、センターアームレストなどいくつかの専用のエンブレムが採用される。

ちなみにKithの設立者であるロニー・ファイグ氏は熱心なBMWファンで、初代M3にあたる「BMW E30 M3」を自身で所有しているという。

BMW M4 コンペティション 主要諸元(欧州仕様)

●全長×全幅×全高:4794×1887×1393mm
●ホイールベース:2857mm
●車両重量:1725kg
●エンジン:直6 DOHCツインターボ
●排気量:2993cc
●最高出力:510hp/6250 rpm
●最大トルク:650Nm/2750−5500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FR
●タイヤサイズ:前275/40ZR18・後285/35ZR19

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