※タイトル写真は「レンジローバー イヴォーク 50th コレクション」
ディーゼルエンジン搭載グレードをベースにした記念モデル
レンジローバーイヴォークやレンジローバーヴェラールなど、いまや4モデルを展開する一大SUVファミリーへと拡大した「レンジローバー」ブランド。そのフラグシップ、レンジローバーの初代はオフロードを難なく走れるラグジュアリーカーをコンセプトに開発され、当時未開だった高級SUVのジャンルを開拓した先駆車でもある。1970年に誕生して今年2020年で50周年を迎えたことになる。
これを記念した特別仕様車「50th コレクション」が、レンジローバーとレンジローバースポーツ、レンジローバーイヴォークに設定された。
現行レンジローバーは優れたオフロード性能とプレミアムなインテリアという、従来からのコンセプトのままで2013年に登場した4代目。5mを超える全長によるデザインの優雅さとキャビンスペースに広さ、高級感は秀逸なフラグシップモデル。
50周年記念仕様車は、258ps/600Nmを発生する3L V6ディーゼルターボを搭載して、パノラミックルーフやMeridianサラウンドサウンドオーディオシステム、22インチアルミホイールやなどを特別装備して重厚感を増している。ボディカラーはポルトフィーノブルーとフジホワイトを用意されて20台限定、1580万円となる。
レンジローバースポーツは、兄貴分であるレンジローバーのホイールベースをそのままに、全長を150mmほど短く、全高を65mm低めたスポーティさをもつミドルレンジSUV。ファミリーモデルたちよりスクエアなボディデザインを採用されている点も魅力のひとつ。
その「50th コレクション」は、MHEV(マイルドハイブリッド)テクノロジーを採用した3L 直6ディーゼルエンジン(300ps/650Nm)を搭載する「SE」をベースに、ブラックエクステリアパックや21インチアルミホイールにより精悍な印象に仕上げられている。また、パワージェスチャーテールゲートやステアリングホイール(ヒーター付)などで利便性も高められる。ボディカラーはハクバシルバー、フジホワイトの2色を合計60台用意、999万9000円〜1010万円に設定される。
レンジローバー イヴォークは2019年5月にフルモデルチェンジした2代目で、このファミリーでもっともコンパクトなモデルである。全幅こそ1905mmと大きいように感じるが、全長は4380mmと短いため取り回しやすさをもつ。
今回発売された「50thコレクション」は、180ps/430Nmを発生する2L 直4ディーゼルターボエンジンを搭載するRダイナミックS D180をベースに、アダプティブクルーズコントロール(ACC)やパーキングエイドなどを含む運転支援システム「ドライバーアシストパック」を採用する。また、20インチホイールやヒーター付き10wayパワーシートなどを採用する。ボディカラーはユーロンホワイト、サントリーニブラック、ソウルパールシルバー、フィレンツェレッドの4色を展開されて150台の限定、車両価格は749万円に設定される。
レンジローバー 50th コレクション ラインアップ
レンジローバー イヴォーク(2L 直4ディーゼルターボ):749万円
レンジローバー スポーツ(3L直6ディーゼルターボ+MHEV):999万9000円〜1010万円
レンジローバー(3L V6ディーゼルターボ):1580万円