2020年11月4日、アウディ ジャパンは個性的なプレミアムコンパクトSUVのアウディQ2に、2L ディーゼルTDIエンジンを搭載する「35 TDI sport」を追加設定し、12月より販売を開始すると発表した。

最新の2L ターボディーゼルは環境性能と高出力を両立

アウディ Q2は2016年にワールドプレミアされ、2017年6月から日本で発売が開始された、アウディブランドでもっともコンパクトなSUV。ポリゴン(多角形)を多用した個性的なエクステリアデザインやクラスを超えた快適性とユーティリティ性能を備えるのが特徴で、カジュアルな印象や全高が1530mmと低くスポーティなことも受けて、人気を集めている。

そんなQ2シリーズのこれまでのエンジンラインアップは、1L 直列3気筒ガソリンターボ(116ps/200Nm)の30 TFSI、1.4L 直列4気筒ターボ(150ps/250Nm、シリンダーオンデマンド装備)の35 TFSI、2L 直列4気筒ターボから300ps/400Nmを発生するSQ2の3種類だったが、今回これにディーゼルターボならではの豊かなトルクと高い環境性能が特徴の2L 直列4気筒の35 TDIが追加されることになった。

Q2 35 TDIに搭載される2.0 TDIは、ボアxストローク=81.0 x 95.5mmのロングストローク型で、340Nmの最大トルクを1750〜3000rpmの広い回転域で発生し、最高出力の150psには3500〜4000rpmで到達する。

組み合わされるギアボックスは、TDIの特性に合わせてギア比をセッティングし直した7速Sトロニックで、駆動方式はFFとなる。ちなみにWLTCモードによる燃費は16.0km/Lと発表されている。

グレード構成は35 TDI sportの1グレードで、MMIナビゲーションシステムやスマートフォンインターフェイス等を含むナビゲーションパッケージ、バーチャルコックピット、オートマチックテールゲートといった快適装備、そして安全性ではアウディプレセンスベーシック、アクティブレーンアシスト、サイドアシストなど、人気のアイテムをフル装備した充実の内容となっている。

今回追加されたQ2 35 TDI sportの車両価格は489万円(税込み)。ハンドル位置は右のみ。

画像: Q2 35 TDI sportに搭載される2.0 TDIクリーンディーゼルターボエンジン。

Q2 35 TDI sportに搭載される2.0 TDIクリーンディーゼルターボエンジン。

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