2020年11月19〜22日に開催が予定されていたWRC第7戦ラリーベルギー(イープルラリー)が、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響により中止されることになった。ラリーベルギーは、ラリージャパンの代替として開催が予定されていた。これにより、2020年のWRCは12月4日から6日に行われるラリーモンツァ(イタリア)が最終戦となり、チャンピオン争いは一気に緊迫したものになってきた。

さらに問題を複雑にしているのが、マニュファクチャラーズタイトル争いがドライバーズタイトル以上に緊迫していること。ヒュンダイとトヨタのポイント差はわずかに7点。ヒュンダイはまずマニュファクチャラーズタイトル争いを優先した戦略を立ててくると思われ、トヨタとしてもドライバーズタイトルに干渉しないとしても、マニュファクチャラーズタイトルが絡んでくるとチームオーダーを出さざるを得なくなるかもしれない。

ちなみに、マニュファクチャラーズポイントは、それぞれのラリーで各マニュファクチャラーごとに事前に登録された3名のドライバーのうち、上位2名分のポイントが加算される。

最終戦ラリーモンツァとて、欧州の新型コロナウイルスの感染再拡大を見ると、開催を楽観視できる状況ではないが、もし無事に開催されれば、とんでもない最終戦となりそうだ。

ラリーモンツァは12月4日から6日、イタリア・モンツァサーキットを含むターマックで行われる。

画像: マニュファクチャラーズランキングトップのヒュンダイ。最終戦ラリーモンツァではまずマニュファクチャラーズタイトルを狙ってくるだろう。

マニュファクチャラーズランキングトップのヒュンダイ。最終戦ラリーモンツァではまずマニュファクチャラーズタイトルを狙ってくるだろう。

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