2020年12月3-6日、WRC(世界ラリー選手権)最終戦となる第7戦ACIラリー・モンツァがイタリア・ミラノ近郊のアウトドローモ・ナツィオナーレ・モンツァを起点に開催され、トヨタのセバスチャン・オジェが優勝。シーズン2勝目を飾るとともに自身7度目のドライバーズタイトルを獲得した。2位、3位にはヒュンダイのオィット・タナック、ダニ・ソルドが入り、ヒュンダイが2年連続のマニュファクチュアラーズ選手権王座を決めている。

トヨタを振り切ってヒュンダイが連覇達成

エバンスの脱落によって、ヒュンダイが2位、3位を確保。これによって、トヨタを振り切って2年連続となるマニュファクチャラーズ王座を決めた。

このラリーでのヒュンダイの2枚看板の一角、ティエリー・ヌーヴィルが金曜日に自らのミスでマシンを壊して脱落、もうひとりのエースであるタナックも電気系トラブルを抱えるなどして低調と、苦しい状況だったが、前戦サルディニアで殊勲の勝利を挙げたソルドがまたも奮闘してラリースタート直後から常に上位を確保。

一方のトヨタはオジェが優勝こそ果たしたものの、エバンスの脱落とサードドライバーのカッレ・ロバンペラの低迷で万事休した。

2021年のWRC開幕戦ラリー・モンテカルロはフランス、ギャップを起点に1月21~24日に開催される予定となっている。

 

画像: 2位に入ったヒュンダイのオィット・タナック。3位にもダニ・ソルドが入り、マニュファクチュアラーズ選手権ではヒュンダイが逃げ切った。

2位に入ったヒュンダイのオィット・タナック。3位にもダニ・ソルドが入り、マニュファクチュアラーズ選手権ではヒュンダイが逃げ切った。

2020 WRC第7戦ACIラリー・モンツァ 結果

1位 S.オジェ(トヨタ ヤリス WRC) 2h15m51.0s
2位 O.タナック(ヒュンダイ i20クーペ WRC) +13.9s
3位 D.ソルド(ヒュンダイ i20クーペ WRC)+15.3s
4位 E.ラッピ(フォード フィエスタ WRC)+45.7s
5位 K.ロバンペラ(トヨタ ヤリス WRC)+1m11.1s
6位 A.ミケルセン(シュコダ・ファビア Rally2 エボ) +3m56.2s
7位 O.ソルベルグ(シュコダ・ファビア Rally2 エボ) +4m12.1s
8位 J.フッツネン(ヒュンダイ i20 R5)+5m15.4s
9位 M.オストベルグ(シトロエン C3 R5) +5m27.4s
10位 P.ティディマンド(シュコダ・ファビア Rally2 エボ)+5m53.0s

2020 WRC ドライバーランキング

1位 S.オジェ(トヨタ)122
2位 E.エバンス(トヨタ )114
3位 O.タナック(ヒュンダイ)105
4位 T.ヌーヴィル(ヒュンダイ)87
5位 K.ロバンペラ(トヨタ)80

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