クルマ擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」…略して「ウチクル!?」の第64話。1989年の東京モーターショーでHSXとして参考出品され、翌1990年に三菱のフラグシップクーペとしてデビューした「三菱 GTO(Z16A)」が今回の主人公。漫画:鈴木秀吉
ウチクル!?第64話「三菱 GTO(Z16A)がこんなに可愛いわけがない!?」
三菱 GTO(Z16A型/1990年10月25日発売)
三菱 ディアマンテのシャシを採用したフラグシップクーペで、FFベースの4WDスポーツカーである。3L V6ツインターボから発せられる280ps/42.5kgmの加速は凄まじく、また空力性能の高さによって0→400m加速は約13.9秒を達成、最高速は254km/hにも及んだ。優れた動力性能を持つ一方、ボディの大きさや車両重量の重さ、足まわりのセッティング、インテリアの質感などから「GTカー」という印象だったという。4WSや電子制御サスペンション、可変リアスポイラーなど、ハイテク技術が多く採用されたモデルでもある。
三菱 GTO ツインターボ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4555×1840×1285mm
●ホイールベース:2470mm
●車両重量:1700kg
●エンジン:6G72型・V6 DOHCツインターボ
●排気量:2972cc
●最高出力:280ps/6000rpm
●最大トルク:42.5kgm/2500rpm
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:4WD
●価格:398万5000円(当時・東京)