シリーズ全7戦で開催される2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権は、これまで6戦を消化し平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION)が同ポイントで並び、残すは最終戦のみとなった。

チャンピオン候補は4人に絞られる

現在ランキング3位の野尻智紀、4位のニック・キャシディは最終戦で2位以内もしくはポール獲得で3位以内、それも平川、山本がほぼノーポイントで終えなくてはチャンピオンの権利はない。かなり厳しい条件に思えるが、第5、6戦で平川、山本がリタイアしているので可能性は十分あり得る。とにかくポールポジションの3ptを獲得すれば確率はグッと高まるだろう。

画像: 野尻智紀 HONDA「影のエース」とはもう呼ばせない

野尻智紀 HONDA「影のエース」とはもう呼ばせない

画像: ニック・キャシディ 日本最後となるレースで花道を飾れるか

ニック・キャシディ 日本最後となるレースで花道を飾れるか

スーパーフォーミュラ ドライバーズランキング(第6戦終了時 TOP10)

1st  平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)55pt
2nd 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION)55pt
3rd 野尻智紀(TEAM MUGEN)47pt
4th ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)46pt
5th 山下健太(KONDO RACING)34pt
6th 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION)29pt
7th 国本雄資(carrozzeria Team KCMG)29pt
8th 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)28pt
9th 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)27pt
10th 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RCING)26pt

「真冬」の富士に何かが起こる?!

8月末と遅い開幕を迎えた2020年スーパーフォーミュラ、最終戦は前例のない12月下旬の開催。路面温度がかなり低くなることが予想され、タイヤのウォームアップも認められているのだが、鈴鹿ではそれが原因によるタイヤのトラブルも確認されており各チームが試行錯誤している状態。さらに天候次第では思いもよらないドラマが生まれるかもしれない。2020年のモータースポーツを締めくくるイベントとして目が離せないものになることは間違いない。(PHOTO:井上雅行)

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