2020年12月16日、ランボルギーニ スクアドラ コルセ（レーシングチーム）は、他に類を見ない公道仕様のオープントップレーシングカー「SC20」を発表した。
ボディカラーは、ホワイトをベースにブルーのアクセントが存在感を放っている。インテリアにも同系色をあしらい、ブラックとホワイトを交互に使用している。キャビン部分は、ダッシュボードカバー、ドアパネルやセンターコンソールはもちろん、ステアリングのトリムまでカーボンファイバー製モノコック構造となっている。アルカンターラとレザーで仕上げられたシートのシェル部分もカーボンファイバー製だ。
ドアハンドルは機械加工されたアルミニウム製で、エアベントはサンタアガタ ボロネーゼのファクトリーで3D印刷技術を用いて開発されている。
パワーユニットは、フラッグシップであるアヴェンタドールなどに搭載されているV12エンジンをベースにしたもので、排気量は6498cc、最高出力は770ps／8500rpm、最大トルクは720Nm／6750rpmを発生する。トランスミッションは7速のISRと呼ばれるシングルクラッチ2ペダルMTを組み合わせ、フルタイムで4輪を駆動する。タイヤは、フロントが20インチ／リアが21インチのピレリ Pゼロ コルサで、シングルナットのアルミホイールに装着している。
前述のように、このSC20はオーナーの希望で作られたワンオフモデルだ。したがって、これ以上のスペックや価格、オーナーに関する情報などは公開されていない。
リアビューも公道を走れるとは思えない大胆なスタイリングだ。
