12月20日に富士スピードウェイで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦で、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION)が5位に入賞。6位入賞の平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)とのコース上での直接対決を制し、3回目となるシリーズチャンピオンを獲得した。

3度目のタイトル、2度目のWチャンピオン

しかしオーバーテイクシステムを最後の切り札に残しておいた坪井が逃げ切りトップチェッカー、今年唯一2勝を挙げ、堂々のシリーズランキング3位に入った。

終わってみれば、2位の大湯、3位の松下、そして4位のキャシディまで約2秒という僅差だった。そして平川を抑え5位フィニッシュした山本尚貴が、2018年以来3度目のシリーズチャンピオンを獲得した。スーパーGTに続き、白熱した平川亮との最終決戦にスタンドのファンは魅了された。

画像: 1時間に満たない戦いで全てが決着した

1時間に満たない戦いで全てが決着した

画像: HONDAの両雄、野尻智紀(左)と山本尚貴(右)

HONDAの両雄、野尻智紀(左)と山本尚貴(右)

スーパーフォーミュラ 第7戦 決勝結果

1位 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
2位 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
3位 松下信治(Buzz Racing with B-Max)
4位 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)
5位 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION)
6位 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
7位 笹原右京(TEAM MUGEN)
8位 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
9位 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)
10位 山下健太(KONDO RACING)
11位 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)
12位 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
13位 大津弘樹(TCS NAKAJIMA RACING)
14位 大嶋和也(ROOKIE Racing)
15位 国本雄資(carrozzeria Team KCMG)
16位 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION)
17位 タチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE )

画像: 坪井翔、年間2勝を挙げた唯一人のウィナー

坪井翔、年間2勝を挙げた唯一人のウィナー

2020年スーパーフォーミュラ ドライバーズランキング

1st 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION)62pt
2nd 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)60pt
3rd 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)50pt
4th ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S)50pt
5th 野尻智紀(TEAM MUGEN)47pt
6th 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)41pt
7th 山下健太(KONDO RACING)31pt
8th 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION)29pt
9th 国本雄資(carrozzeria Team KCMG)29pt
10th 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)27pt
11th 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)25pt
12th 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RCING)20pt
13th サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)19pt
14th 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)17pt
15th 松下信治(Buzz Racing with B-Max)16pt
16th 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)8pt
17th 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM'S)7pt
18th 笹原右京(TEAM MUGEN)5pt
19th 大嶋和也(ROOKIE Racing)5pt
20th セルジオ・セッテ・カマラ(Buzz Racing with B-Max)3pt

画像: 3回目の栄冠、スーパーGTと同時に獲得したWチャンピオンは2度目という快挙

3回目の栄冠、スーパーGTと同時に獲得したWチャンピオンは2度目という快挙

PHOTO:井上雅行

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