躍動感にあふれる左右非対称のカラーリング
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamが、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)に向けて動き出した。2年連続でドライバーズチャンピオン、コ・ドライバーズチャンピオンを獲得しているトヨタだが、5年目のシーズンとなる2021年は2018年以来となるマニュファクチャラータイトル奪還も目指す。2022年には新しいテクニカルレギュレーションが導入されるため、現行のヤリスWRCにとって2021年が最後のシーズンとなる。
2021年シーズン、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamはヤリ−マティ・ラトバラ新代表のもと、昨シーズン通算7度目のタイトルを獲得したセバスチャン・オジエ、シリーズ2位につけたエルフィン・エバンス、そして若手のカッレ・ロバンペラという強力なラインアップでのぞむ。
2021年シーズン用のヤリスWRCのカラーリングはFIA世界耐久選手権(WEC)ハイパーカーカテゴリーに参戦する新型車両「トヨタGR010 HYBRID」と共通するもので、市販車GRヤリスとの強いつながりを示すGRの文字をコンセプトとしたものになっている。
WRCの2021年シーズンは1月21日(木)から24日(日)にかけて行われる伝統のターマック(舗装路)イベント「ラリー・モンテカルロ」で開幕する。
ちなみに今シーズンからピレリがWRCトップカテゴリーチームに対する単独タイヤサプライヤーとなった。
WRC 2021年シーズンカレンダー(暫定)
第1戦:モンテカルロ(1月21日−24日)
第2戦:クロアチア(4月22日−25日)
第3戦:ポルトガル(5月20日−23日)
第4戦:イタリア(6月3日−6日)
第5戦:ケニア(6月24日−27日)
第6戦:エストニア(7月15日−18日)
第7戦:フィンランド(7月29日−8月1日)
第8戦:ベルギー(8月/未定)
第9戦:チリ(9月9日−12日)
第10戦:スペイン(10月14日−17日)
第11戦:日本(11月11日−14日)