オンラインによる車両の紹介や相談も開催
GM ジャパンでは、今回の3モデルを東京オートサロン2021で公開する予定だったが、新型コロナウイルス感染防止のため同イベントがバーチャル開催となったことから、顧客向けのクローズド展示会を開催することとなり、メディアにも車両が公開された。
今回出展されたのは、CT5 プラチナム(ボディカラーは、クリスタルホワイトトゥリコート)、XT4 スポーツ(ボディカラーは、オータムメタリック)、そしてエスカレード スポーツ(ボディカラーは、セーブルブラック)の3台。
CT5はアッパーミドルクラスのラグジュアリーセダンで、CTSの後継にあたるモデルだ。セダンながらクーペ風に見えるファストバックスタイルのボディに、240psと350Nmを発生する2Lの直4ターボエンジン+10速ATのパワートレーンを搭載したFRセダンだ。
XT4はキャデラック初のコンパクト ラグジュラリーSUVだ。コンパクトとはいえ、日本ではミドルクラスに相当するが、街中でも扱いやすい適度なサイズだ。スポーティなスタイリングに2Lの直4ターボエンジン+9速ATのパワートレーンを搭載し、ツインクラッチ4WDシステムを採用している。このXT4の導入で、キャデラック SUVのラインアップが完成した。
エスカレードはキャデラックのフルサイズ ラグジュアリーSUVだ。5.4m近い全長の堂々たるボディに、6.2LのV8エンジン+10速ATのパワートレーンを搭載し、セレクタブル4WDシステムを採用している。
今回の展示は、「キャデラック プレイス 2021 オンライン」と称して、キャデラック ファンのためにオンラインで公開された。事前予約制ではあったが、プロダクト エキスパートが気になるモデルをリモートで紹介。購入を検討している人は、自宅のPCやスマホの画面でクルマの詳細を見ることができ、またクルマに関する質問や相談にはエキスパートが対応してくれた。
デリバリーの開始は、XT4が2021年2月から、CT5が2021年3月から、そしてエスカレードが2021年7月以降の予定だ。また、キャデラックではないが、同じGMのシボレー コルベットも、いよいよ2021年の初夏には右ハンドルで日本仕様が販売開始の予定だ。
新型コロナウイルス感染などの影響もあったためか、2020年は新型車の投入も少なかったGMであったが、2021年は日本市場での展開も注目されることだろう。