2021年1月27日、グループPSAジャパンはプジョーのCセグメントSUVである「3008」をフェイスリフト、装備を充実させるとともに、プジョーとして初のPHEV（プラグインハイブリッド）にして4輪駆動となる「3008 GT ハイブリッド4」を新たに設定して販売を開始した。
都会的なデザインにさらに磨きがかかった
プジョー3008は、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2017を受賞するなど市場から高く評価されるとともに、2016年のデビュー以来、世界で80万台以上が生産販売されてきた人気モデル。日本市場においても、2017年3月のデビュー以来、4年弱で累計販売台数8309台を記録してプジョーブランド躍進の源となっている。
今回のフェイスリフトでは、都会的なデザインにさらに磨きをかけると同時に、プラグインハイブリッド4WD「3008 GT ハイブリッド4」を導入したのが大きな注目点。また、ADAS（先進安全支援システム）を充実させたこともアピールポイントとなる。
最新世代のプジョーデザインが盛り込まれたエクステリアは、垂直に立ち上がったフロントグリルがフレームレスとなり、従来はクラムシェルボンネットのサイドのパーテーションラインからヘッドライト上を通っていたLEDデイタイムライトがセイバー（サーベルの意）と呼ばれる牙状のものとなるなど、よりダイナミックな意匠となっているのが印象的。GTではヘッドライトがフルLEDとなり、ヘッドライトユニット内側にスタティックコーナリングライトも内蔵する。
リアではライオンの爪を連想させる3D LEDリアコンビランプが立体感を増し、ウインカー点灯時に光が流れるシーケンシャルインジケーターも採用されている。
フェイスリフトされて登場したプジョー3008。プジョーSUVモデルラインの表記変更により、今回の3008の変更より以降はSUV表記をしなくなる。
一方インテリアでは、i-コクピットにコントラストを高めた液晶12インチ大型ディスプレイを採用して視認性を向上させている。
またシートはすべてのグレードで新しくなり、「GT／GT BlueHDi」はアルカンターラとテップレザーの表皮を使用し、PHEVモデル「GTハイブリッド4」には、アルカンターラとテップレザーを採用したダークグレー／ライトグレーのツートンシートを装備。GT系のグレードにはフロントシートヒーター、運転席メモリー付きパワーシート、マルチポイントランバーサポートを標準で採用するほか、オプションとしてナッパレザーシートやオープンポア仕上げのダークライムウッドの装飾パネルからなる「レザーパッケージ」も用意している。
「アリュール／アリュールBlueHDi」はファブリックとテップレザーの表皮となるが、この新しい3008のシートはフランス車に期待される「あたりの柔らかさ」を実現しており、これも大きな魅力となりそうだ。
インテリアには小径ステアリングの上からメーターを確認するプジョーi-コクピットを引き続き採用。メーターはコントラストを高めた鮮やかな12インチ大型ディスプレイを装備。
