アグレッシブなデザインに性能も向上させた新型フロンティア
フロンティアもパスファインダー同様、海外専用のピックアップトラックだ。1997年に発表された初代はダットサントラックの北米仕様だったが、2005年に発表された2代目から専用ボディとなり、今回の新型は4代目にあたる。
新型フロンティアのサイズは、全長5340〜5692×全幅1854×全高1821〜1840mm、ホイールベースは3200〜3550mm(編集部換算値)と、北米ではミッドサイズといわれているが、日本では持て余しそうな大きさだ。
エクステリアは、アグレッシブでモダンなスタイルと、日産を象徴する「ダットサントラック」から着想を得たデザインを組み合わせている。インターロッキングデザインの新型ヘッドランプと堅牢さを表すグリル、そしてはっきりとした輪郭のフードを備えた力強いフロントエンドが特徴。どこでも走れる地上高を持ちながらも安定感を感じる佇まいと、重厚な垂直状フェンダーが耐久性と屈強さを印象付ける。リア部分は、機械で削り出されたような立体的な形状のテールランプが、リアゲートとボディサイドをしっかりと固定しているように配置され、堅牢さを演出している。
インテリアは、力強い印象を与えるエクステリアとシームレスに調和させながら、インテリアを実用的かつモダンな雰囲気にデザインしている。さまざまな情報を映し出す7インチのアドバンスド ドライブアシスタント ディスプレイを装備し、センタークラスターはシンプルで直感的な操作が可能なデザインとしている。疲労感を低減させるゼログラビティシートも装着している。
パワートレーンは、310hpと381Nm(編集部換算値)を発生する3.8Lの直噴V6エンジンに9速ATを組み合わせる。駆動方式は、パートタイム式4WDと2WD(FR)を設定。
オフロードモードを備えたインテリジェント アラウンドビューモニターや日産セーフティシールド360など、多くの先進技術や安全機能も搭載している。
なお、パスファインダー、フロンティアとも、現在のところ日本での販売は予定されていない。