2021年2月5日、日産自動車(以下、日産)は大型SUVの「パスファインダー」とミッドサイズ ピックアップトラックの「フロンティア」の新型を、北米市場で2021年夏より販売開始すると発表した。(タイトル写真は上がパスファインダー、下がフロンティア)

快適性や安全性能の向上を図った新型パスファインダー

画像: Cピラーにはパスファインダー初のツートンカラーを採用して、SUVらしさを演出している。

Cピラーにはパスファインダー初のツートンカラーを採用して、SUVらしさを演出している。

パスファインダーは、海外専用の大型SUVだ。1986年にデビューした初代と1995年に発表された2代目は日本でも「テラノ」の名で販売されていたが、日本仕様が生産終了した3代目からはサイズを拡大し、今回の新型は5代目にあたる。

新型パスファインダーのサイズは、全長5004×全幅1980×全高1778mm、ホイールベースは2900mm(編集部換算値)という堂々たるサイズ。

エクステリアは、力強いフロントフェイス、安定感ある佇まい、厚みあるブリスターフェンダーに加え、さらに短くなったフロントオーバーハングなどが力強さと性能を表現している。初代モデルへのオマージュとして、スリースロットグリルと組み合わされたVモーショングリル、C字型ヘッドライト、流れるようなルーフラインなど、一目で日産車とわかるデザインを取り入れている。Cピラーにはパスファインダー初のツートンカラーを採用して、SUVらしさを演出。リア部分は初代モデルを彷彿とさせる、スクエア形状のデザインとしている。

画像: 12.3インチのデジタルディスプレイや10.8インチのヘッドアップディスプレイを装備する。

12.3インチのデジタルディスプレイや10.8インチのヘッドアップディスプレイを装備する。

インテリアには、さまざまな情報を表示できる12.3インチのデジタルディスプレイを新採用し、10.8インチのヘッドアップディスプレイも備えている。インターロッキングデザインのサイドベントとドアフィニッシャーは、頑強さを印象付けており、電動シフターの採用で「ブリッジ」形状のセンターコンソール下部に収納スペースを設けて、実用性を高めている。標準モデルは3列シートの8人乗りだが、パスファインダー初のキャプテンシートを2列目に採用した7人乗りのグレードも設定している。

パワートレーンは全グレードで、284hpと351Nm(編集部換算値)を発生する3.5Lの直噴V6エンジンに9速ATを組み合わせる。駆動方式は、7種類のドライブモードを選択できるインテリジェント4WDと2WD(FR)が設定されている。

上級グレードには、先進運転支援技術の「プロパイロット アシスト」を搭載。そして全グレードに安全装備の「日産セーフティシールド360」を標準装備する。

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