日産 マーチ(2010年:4代目)
![画像: 写真では分かりにくいが、ルーフのプレスラインはこもり音を低減するだけでなく、軽量化にも貢献している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2021/02/12/d252b37c9fed2474f9e05362c4917eaac382dece_xlarge.jpg)
写真では分かりにくいが、ルーフのプレスラインはこもり音を低減するだけでなく、軽量化にも貢献している。
日本の国民的アイドル コンパクトとも言えるマーチが、デビュー28年目にしてタイで生産される正真正銘のグローバルカーとして4代目へとフルモデルチェンジされた。新開発の直列3気筒エンジンのHR12DEに、副変速機付きエクストロニックCVT、そしてアイドリングストップシステムも採用。その努力の結果、ガソリン車トップの26.0km/Lという低燃費を達成した。
試乗車は、インテリジェントキーやフルオートエアコン、カーテンエアバッグまで標準装備した「12G」という上級グレードだ。まずはプッシュボタンでエンジンをスタート。3気筒にもかかわらず、アイドリングは想像よりもはるかに静かで落ち着いている。室内のこもり音も、それほど気にならない。
走り出して、高速道路の本線に合流するために加速していくと、ノイズは少し高まっていくものの、グイグイと前へ引っ張っていく加速感は、なかなか頼もしいもの。合流してから流れに乗って走るのも、すごく自然でラク。上り坂での失速感は最小限で、しっかりと加減速に適応したトルクが引き出されている。これは、2段の副変速機を追加することで、ギアレシオは7速ATを凌ぐワイドなギア比を実現した、新型エクストロニックCVTがかなり効いているようだ。
さらに感心したのは、コーナリングでのしなやかさと、しっかり手応えのあるステアフィールだ。今回、マーチには新開発のVプラットフォームが採用されて、ボディ質量にして約20kgの軽量化を図りつつ、剛性は10%アップしているという。フロントサスペンションも新開発で、ストローク量は先代より15%向上している。