クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車プジョー 508SW GT ブルーHDiを紹介していこう。第8回目の今回、年末年始休暇の間はまったく稼働していなかったのだが、明けて2021年。ゆっくりと新年を楽しむ間もなく取材に借り出され、なんと走行距離2000km超という多忙ぶりだった。その間、ディスプレイの言語がフランス語表示になるというちょっとした出来事もあったが、これはおそらくタッチ式ディスプレイの設定画面を間違って操作してしまったと考えられる。(Motor Magazine 2021年3月号より)

なんども経験したヨコハマアイスガード6の走行性能

箱根あたりで雪が降ったというようなニュースを聞くと胸が「ざわざわ」していた。それはテスト車のプジョー508SWに、スタッドレスタイヤを履かせていないからだ。2020年の12月あたりからそろそろ冬支度をしなくては、と思っていたが、多忙を理由になかなか踏み切れないでいた。

しかし508SWの稼働ぶりを、行動範囲の広さ、走行距離の多さなどを見ると「これは今からでも遅くない、スタッドレスタイヤを装着しなくては」と、やっと重い腰を上げた次第だ。

装着したのは、ヨコハマ アイスガード6。夏タイヤで装着していたサイズと同じ245/45R18である。この原稿を書いている時点では、この508SWで雪道をまだ走っていないが、実はこのアイスガード6の雪道性能はすでに経験済みなのである。

画像: スタッドレスタイヤはヨコハマ アイスガード6で夏タイヤと同じ235/45R18サイズ。これで雪が降っても安心。

スタッドレスタイヤはヨコハマ アイスガード6で夏タイヤと同じ235/45R18サイズ。これで雪が降っても安心。

以前は、長期テスト車のボルボV60で履いていたし、さらに言えば、雪深い北海道から東京へボルボV90クロスカントリーで走った時もこのタイヤだった。そして最近では、豪雪地帯で有名な青森の酸ヶ湯温泉近辺を走り回った時もこのアイスガード6だったのである。これらの雪道を走った経験から、スタッドレスタイヤを選ぶならアイスガード6にしたいとずっと考えていた。そうしたこともあり、今回508SWに装着したというわけだ。これで今シーズンの冬は、降雪を心配することなく、安心してどこへでも行ける。

さて、快調に走る508SWだが、2度目となるアドブルー補充の指示がメーター内に表示された。前回は「あと1500km」と表示された時にすぐ補充したのだが、今回はあと「600km」という表示まで走り、そこでアドブルーを10L補充したのだ。

ちなみにその間は、とくに何かが大きく変わるわけではなく、エンジンを始動するたびに、走った分だけ、表示される数字が減っていくだけだ。ちなみに表示される文字もほんの数秒で表示されなくなってしまうが、「AdBlue」という赤文字は補充するまでメーター内に表示されたままである。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充)

■第8回/2020年12月19日~2021年1月22日(8カ月目)のデータ
・オドメーター:1万7842km
・走行距離:2445km
・給油量:175.0L
・実燃費:14.0km/L

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