2019年8月にイタリアで初披露された「パガーニ ウアイラ・ロードスターBC」が2021年2月24日に日本でも公開された。このモデルは生産台数はわずか40台という、希少性が極めて高いモデルだ。

エンジンはAMG製の802psを発生するV12ツインターボ

エンジンはAMG製の6L V12ツインターボで、最高出力は802ps、最大トルクは1050Nm以上を発生。これだけのパフォーマンスを持ちながら、アメリカ・カリフォルニア州の環境基準をはじめとした国際的な二酸化炭素排出量と排出ガス基準に適合している。

このエンジンには、XTRAC社製の7速シーケンシャルトランスミッションが組み合わされる。このトランスミッションのクラッチユニットはトリプルディスククラッチ、電子制御ディファレンシャル、レーシングスタイルの3ウェイカップリングシステムで構成。一般的なトランスミッションによりも35%の軽量化を実現。トランスバーサル構造と相まってオーバーステアを大幅に低減することに成功した。

画像: AMG製のV12ツインターボエンジン。排気量は 5980ccで最高出力802ps、最大ルク1050Nm以上。

AMG製のV12ツインターボエンジン。排気量は 5980ccで最高出力802ps、最大ルク1050Nm以上。

足まわりもスーパースポーツにふさわしい構成だ。ボッシュの技術が用いられたサスペンションユニットを採用。アビオナル合金が用いられた14スポークのホイールには「P Zero Trofeo R 」がセットされている。このタイヤはピレリの高性能タイヤ開発部門「Modular Integrated Robotized System」で考案されたものだという。

ブレーキはブレンボ製のワンピースキャリパーを採用。フロントは6ピストン、リアは4ピストンであらゆるシーンで強力なストッピングパワーを確実に提供する。

インテリアは上質なレザーやカーボン素材が巧みに組み合わされ高級感がある。また、メーターパネルやエアコンの送風口などはパガーニ特有で、独特な雰囲気を醸し出している。しかし、専用のバケットシートや4点式シートベルト、415km/hまで刻まれた速度計などは、やはりこのクルマがハイパーなスポーツカーであることを物語っている。

価格は308万5000ユーロ、1ユーロ=128円で換算すると約3億9488万円(税抜)となるが、限定台数の40台はすでに完売している。そのうち数台が日本にも輸入され、幸運なオーナーのもとに届けられるという。

画像: スポーツカー然としたコクピット。スピードメーターは415km/hまで刻まれている。

スポーツカー然としたコクピット。スピードメーターは415km/hまで刻まれている。

パガーニ ウアイラ・ロードスターBC 主要諸元(目標推定値)

エンジン:AMG製 M158型 60度 V型12気筒SOHC 36バルブ ツインターボ
総排気量:5980cc
最高出力:802ps/5900rpm
最大トルク:1050Nm/2000−5600rpm
乾燥重量:1250kg
トランスミッション:XTRAC製 7速シーケンシャルトランスミッション
駆動モード:RWD/ミッドシップレイアウト
最高速:非公開
0→100 km/h加速:非公開
ブレーキ:ブレンボ製
フロントブレーキ:6ピストン&ローター径398mm
リアブレーキ:4ピストン&ローター径380mm
タイヤ銘柄:ピレリ Pゼロ トロフェオR
タイヤサイズ:前365/30R20・後355/25R21
ボディ構造:Carbo-Titanium HP62 G2/Carbo-TriaxHP62

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