栃木県芳賀郡のツインリンクもてぎ敷地内にあるホンダコレクションホールで、企画展「CIVIC WORLD」が2021年5月31日まで開催されている。1972年の初代シビックが登場してから2022年で50周年を迎えるにあたってのイベントで、ここでは歴代シビックの進化と歴史の一端を見ることができる。世界170カ国以上で累計販売台数2600万台以上(2019年時点)を誇るシビック。その展示の様子の一部をお届けしよう。

初代 シビック 1972年7月(昭和47年)

ワールドワイドのベーシックカーを目指し、FF/2ボックスという新しい乗用車の市場を開拓した初代シビック。1973年にはアメリカの大気汚染防止法、通称「マスキー法」を世界で最初にクリアした低公害CVCCエンジンを搭載したモデルも追加。最終的には全車をCVCC化した。

画像: 初代シビックは1972年7月発売だが、写真は1973年12月に発売となったシビック CVCC。

初代シビックは1972年7月発売だが、写真は1973年12月に発売となったシビック CVCC。

画像: 初代シビックのロゴバッジ

初代シビックのロゴバッジ

エンジン:1.2〜1.5L直4 SOHC
販売価格:42万5000円〜97万1000円(当時)

画像: 写真のシビックCVCCの総排気量は1488cc、最高出力63psの横置き水冷直列4気筒エンジン。

写真のシビックCVCCの総排気量は1488cc、最高出力63psの横置き水冷直列4気筒エンジン。

初代シビックのインテリアを360度パノラマ画像でご覧ください

初代シビック 「CIVIC WORLD」ホンダコレクションホール - Spherical Image - RICOH THETA

2代目 シビック 1979年7月(昭和54年)

初代シビックの後を受け、経済性や居住性、操作性、静粛性をさらに向上させている。写真の3ドアハッチバックのほか、4ドアセダンや5ドアステーションワゴンも追加してバリエーションを拡大したモデルでもある。通称、スーパーシビック。

画像: 7年ぶりのフルモデルチェンジとなった2代目シビック。新時代のワールドカーを目指して開発された。

7年ぶりのフルモデルチェンジとなった2代目シビック。新時代のワールドカーを目指して開発された。

2代目シビックのロゴ。「CIVIC」のVが少し大きいのは初代も同じ。

エンジン:1.3〜1.5L直4 CVCC-II
販売価格:72万1000円〜119万4000円(当時)

2代目シビックのインテリアを360度パノラマ画像でご覧ください

2代目シビック 「CIVIC WORLD」ホンダコレクションホール - Spherical Image - RICOH THETA

3代目 シビック 1983年9月(昭和58年)

走りを重視した3ドアモデル、広さの4ドアセダン、スペースユーティリティを追求した5ドアの3バリエーションを展開し、デザインやメカニズムを大きく刷新したモデル。愛称はワンダーシビック。

画像: 1600cc DOHCエンジンもラインアップされ、モータースポーツでも活躍した。

1600cc DOHCエンジンもラインアップされ、モータースポーツでも活躍した。

3代目シビックのロゴ。初代・2代目のフォントは共通だったが、この3代目で変更している。

エンジン:1.3〜1.5L直4 CVCC、1.6L直4 DOHC
販売価格:79万8000円〜154万4000円(当時)

3代目シビックのインテリアを360度パノラマ画像でご覧ください

3代目シビック 「CIVIC WORLD」ホンダコレクションホール - Spherical Image - RICOH THETA

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