2021年5月10日、グループPSAジャパンはシトロエン C3エアクロス SUVに特別仕様車「C3エアクロス SUV CUIR(キュイール)」を追加設定して発売した。

鮮やかなキャメルカラーのレザーと千鳥格子のファブリックを採用

シトロエンのコンパクトSUV、C3エアクロス SUVは2017年に発表され、世界で約29万台を販売するヒット作となった。日本でも2019年から発売されており、同様に人気を博している。

今回の特別仕様車「キュイール(CUIR)」という名称は、フランス語で「レザー(革)」を意味する。その名のとおり、基準車でツイード調のファブリックだったシートは、鮮やかなキャメルブラウンのレザーと、千鳥格子(ハウンドトゥース)のファブリックとアルカンタラのアクセントを組み合わせたハーフレザーシートに変更されている。

画像: キャメルカラーのレザーと千鳥格子のファブリックを採用したハーフレザーシート。

キャメルカラーのレザーと千鳥格子のファブリックを採用したハーフレザーシート。

さらに、ダッシュボードとセンターコンソールの一部をレザー同色のキャメルブラウンに、ドアアームレスト部分も千鳥格子のファブリックとしたスタイリッシュなコーディネイトが最大の特徴だ。

また、1.2Lの直3ターボエンジンは、先にデビューしたC3エアクロス SUV「サーフエディション by リップ・カール」と同様に最高出力130ps/最大トルク230Nmにパワーアップされた。欧州排ガス規制Euro 6.3に適合し環境性能も向上している。パワーアップにもかかわらず、WLTCモード燃費は16.7km/Lと約14%もの向上を果たしている。

フロントシートヒーター、運転席センターアームレスト、前方可倒式助手席シートバック、後席用ロールアップサンシェード、フロアマット、ラゲッジフロアボードを標準装備。キュイールパッケージ装着車には、さらにパノラミックサンルーフ、17インチアロイホイール、オールシーズンタイヤ、グリップコントロール&ヒルディセントコントロールなども装備する。

キュイールパッケージを選択すれば、グリップコントロールによってFFながらトラクションコントロールとブレーキLSDを高度に統合制御することで、SUVとしての本格的な走破性能が楽しめる。

画像: ダッシュボードとセンターコンソールの一部をレザー同色のキャメルブラウンを用いている。

ダッシュボードとセンターコンソールの一部をレザー同色のキャメルブラウンを用いている。

ボディカラーは、サーブル(グレー:タイトル写真のクルマ)もしくはナチュラル ホワイトの2色を用意。ルーフはノアール ペルラネラ(黒)でカラーパック(アクセントカラー)はオレンジとなっている。

車両価格(税込み)は、C3エアクロス SUV キュイールが303万円、同 キュイールパッケージ装着車が326万円。トランスミッションは、いずれも6速ATとなっている。

シトロエン C3エアクロス SUV キュイール 主要諸元

●全長×全幅×全高:4160×1765×1630mm
●ホイールベース:2605mm
●車両重量:1290kg<1320kg>
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1199cc
●最高出力:96kW(130ps)/5500rpm
●最大トルク:230Nm(23.5kgm)/1750rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:横置きFF
●車両価格(税込):303万円<326万円>
※<カッコ>内はキュイールパッケージ装着車

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