好調レッドブル・ホンダ、まずはグランプリをリード
金曜日、2年ぶりのF1開催となるアゼルバイジャン・バクーは快晴となった。バクーは同じ市街地サーキットでもモナコとは比較にならない高速コースで、初日早々は滑りやすくグリップレベルの低い路面状況のため、フリー走行1回目、まずは各チームは様子を見ながらスタートする。
そんな中でも、レッドブル・ホンダとフェラーリは好調で、フリー走行1回目はフェルスタッペンがトップ、フェラーリ2台が2、3番手を占め、4番手にペレスとなった。
金曜日のアゼルバイジャン・バクーは快晴。気温やや高めの中で初日の走行は行われた。
土曜日の予選と同じ時間帯で行われたフリー走行2回目では、いよいよ各チームはペースアップ。各所でスピンやオーバーランが見られる中、ラップタイムは午前よりも1秒短縮して一気に1分42秒台に突入する。
各チームの戦略は異なるのでタイムだけでは判断できないが、レッドブル・ホンダとフェラーリの好調ぶりは変わらず、フリー走行2回目はレッドブル・ホンダが1-2位、フェラーリが3-4位となった。一方、メルセデス勢はタイヤの限界を探りながらの走行が続き、ルイス・ハミルトンが11番手、バルテリ・ボッタスは16番手にとどまった。
各タイヤコンパウンドのデータ。ミディアムとソフトの使い方がポイントになりそうだ。
タイヤを供給するピレリは「予想通り、走りはじめは滑りやすい路面でしたが、トラックは急速に良くなっていきました。路面温度が50度を超える暑い日となりましたが、この市街地サーキットでは日陰となる所が多いので、実際の路面温度は場所によって異なる可能性があり、グリップレベルの変化に注意しなければなりません。グリップと路面を把握するのが簡単なトラックではありませんので、予選前にチームが分析すべきことはたくさんあります。初日トップのペレスのタイム（1分42秒115） は2年前の同じセッションよりも0.5秒以上速いものでしたが、これはGPの開催が2年前よりも1カ月以上遅く気温が高かったこと、タイヤコンパウンドがソフトなものとなったことも影響しているでしょう」と分析している。
第6戦アゼルバイジャンGPの予選は6月5日日本時間21時（現地時間16時）、決勝は6月6日日本時間21時（現地時間16時）に開始される。
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP フリー走行1回目 結果
1位 33 M.フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）1:43.184
2位 16 C.ルクレール（フェラーリ）1:43.227
3位 55 C.サインツ（フェラーリ）1:43.521
4位 11 S.ペレス（レッドブル・ホンダ）1:43.630
5位 3 D.リカルド（マクラーレン・メルセデス）1:43.732
6位 10 P.ガスリー （アルファタウリ・ホンダ）1:43.757
7位 44 L.ハミルトン（メルセデス）1:43.893
8位 4 L.ノリス（マクラーレン・メルセデス）1:43.996
9位 14 F.アロンソ （アルピーヌ・ルノー）1:44.777
10位 77 V.ボッタス（メルセデス）1:44.891
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14位 22 角田裕毅（アルファタウリ・ホンダ）1:45.384
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP フリー走行2回目 結果
1位 11 S.ペレス（レッドブル・ホンダ）1:42.115
2位 33 M.フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）1:42.216
3位 55 C.サインツ（フェラーリ）1:42.243
4位16 C.ルクレール（フェラーリ）1:42.436
5位 10 P.ガスリー（アルファタウリ・ホンダ）1:42.534
6位 14 F.アロンソ（アルピーヌ・ルノー）1:42.693
7位 99 A.ジョビナッティ（アルファロメオ・フェラーリ）1:42.941
8位 4 L.ノリス（マクラーレン・メルセデス）1:43.018
9位 31 E.オコン（アルピーヌ・ルノー）1:43.020
10位 22 角田裕毅（アルファタウリ・ホンダ）1:43.130
