2021年6月15日、日産自動車(以下、日産)は、6月4日に発表した電気自動車「アリア」の日本専用限定 「アリア リミテッド(NISSAN ARIYA limited)」が、発表当日の受付開始から10日で、約4000台の予約注文を受けたと発表した。

購入者の年齢層は40代以上が圧倒的

2020年7月に、日産初のクロスオーバーEVとして発表されたアリア(ARIYA)。2021年6月、満を持して日本専用の特別限定車「アリア リミテッド」が発表され、新たに開設したグローバル統一の予約サイトを通じて、日本国内での予約注文も開始している。

それからわずか10日が経過し、6月14日までの累計でアリア リミテッドの総予約注文台数が3936台と、約4000台に達した。日産では、アリアの「高級感ある美しいエクステリア」、「日産ならではの電動化、自動運転化技術と最新のコネクティッド技術の搭載」、そして「日産の電気自動車であるという安心感」などが、ユーザーから高い評価を受け、多くの予約注文へと繋がったと見ている。

ちなみに、アリア リミテッドの予約内容の内訳は、以下のとおりだ。

画像: 10日間で約4000台の予約注文を受けた、日産 アリア。

10日間で約4000台の予約注文を受けた、日産 アリア。

アリア リミテッドの予約注文グレード 内訳

・B6 2WD:1139台
・B6 e-4ROCE:583台
・B9 2WD:433台
・B9 e-4ORCE:1781台
◎合計:3936台

B6は66kWh、B9は91kWhのバッテリー容量で、2WDはFWD、e-4ORCE(eフォース)は2モーターによる電気式4WDとなる。現在のところ、ハイパワーバージョンの4WDモデルが一番人気となっており、次いでB6 2WDが二番人気なのは、後述する納車時期によるものかもしれない。

アリア リミテッドの予約注文した年齢層 内訳

・20代:3%
・30代:9%
・40代:24%
・50代:33%
・60代以上:31%

CEV補助金などが適用されるとはいえ、素の状態で660万円〜790万0200円という高額なクルマであることからも、やはり購入者の年齢層は40代以上が88%と圧倒的に多いようだ。それでも500台近くの予約者が20代・30代という点も驚きではある。

アリア リミテッドの人気ボディカラー

・バーガンディー/ミッドナイトブラックの2トーン:18%
・シェルブロンド/ミッドナイトブラックの2トーン:27%
・アカツキ サンライズカッパー/ミッドナイトブラックの2トーン:15%
・プリズムホワイト/ミッドナイトブラックの2トーン:27%
・ミッドナイトブラックのモノトーン:13%

ボディカラーは、赤系のバーガンディーもそこそこ人気のようだ。ミッドナイトブラックとの組み合わせによる2トーンカラーであることからか、どちらかといえば明るい色に人気が集まっている印象だ。また、購入者の年齢層を反映しているためか、比較的地味な色が人気を集めているとも考えられる。

画像: 人気ボディカラートップ2のプリズムホワイト/ミッドナイトブラック 2トーン(上)、シェルブロンド/ミッドナイトブラック 2トーン(下)。

人気ボディカラートップ2のプリズムホワイト/ミッドナイトブラック 2トーン(上)、シェルブロンド/ミッドナイトブラック 2トーン(下)。

なお、アリア リミテッドはB6 2WDが2021年冬から、その後に順次ほかのモデルも発売する。また、日本以外の世界市場でも、今後は予約注文を開始する予定だ。

■アリア リミテッド グレードと車両価格(税込)

●B6 リミテッド(66kWh/FWD):660万円
●B6 e-4ORCE リミテッド(66kWh/4WD):720万0600円
●B9 リミテッド(91kWh/FWD):740万0800円
●B9 e-4ORCE リミテッド(91kWh/4WD):790万0200円

■日産 アリア B9 e-4ORCE リミテッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4595×1850×1655mm
●ホイールベース:2775mm
●車両重量:1900-2200kg<モデル、装備により異なる>
●モーター最高出力:290kW
●モーター最大トルク:600Nm
●バッテリー総電力量:91kWh
●WLTCモード航続距離:最大610km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:前235/55R19、後255/45R20<グレード別設定>
●0-100km/h加速:5.1秒
●最高速度:200km/h
●車両価格(税込):790万0200円

※上記仕様は2021年6月時点の社内測定値であり、今後変更となる可能性がある。

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